■「衝撃の価格」を公開

 塙は「これで、15万円でやれます」「我々カネがないんで、全然呼べると思いますよ」と明言。この格安ぶりには、ネット上も「ほんとに来て欲しい」とビビッドな反応が続々と寄せられた。

 さらに塙は続けて、

「あとは夏単体で呼びたい、ナイツさんだけでいいというね、もしかしたら企業とかもいると思うんですよ。僕らも全然30分できますから。40万円ぐらいで全然我々いけます」「おぼん・こぼん単体なら50万円くらいで」「漫才協会のパッケージというのを、どんどん利用していただきたい」と訴えた。

 さらに、「この人を呼ぶっていう風になると多分皆さん難しいと思うので、先にリアルな予算をちょっといただければ、50万円とか、60万円とかね。本当にたった10万円しか出ないとか、そういうように予算を決めていただければ、その予算と時間、これに合った芸人を、もうすぐ出張させていただきます」とアピールした。

 漫才協会とは、主に東京で活動する漫才師が加盟する、漫才公演の開催・漫才師の育成・広報を目的とする一般社団法人。

 事務所の垣根を越えて、現在、おぼん・こぼんなどの大御所から、ナイツ、U字工事ねづっち、錦鯉、カミナリハマカーン、磁石、コウメ太夫(50)、はなわ(45)、小島よしお(41)、じゅんいちダビッドソン(47)、にゃんこスターなどが所属している。塙は2007年、史上最年少で漫才協会の理事に就任。2015年には漫才協会の副会長に就任した。

 漫才協会は、かつてツービートなどが活躍し、『浅草キッド』(Netflix)でも描かれたストリップ劇場として営業し、現在は演芸場となった「浅草フランス座演芸場東洋館」(通称:東洋館)を中心に活動している。

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