■実は芸歴14年の「苦労人」

 大健闘だったコア視聴率だけではなく『ナンバMG5』は、民放局の番組が見られる配信サービスTVer内でのランキングでも常に上位を維持していた。番組のお気に入り登録者は65万人と、4月期放送のドラマの中では1位を記録している。

「コア視聴率での健闘、TVerでも大好評を博した連ドラの主演・間宮さんの評価はうなぎ登りです。今後、多数の出演オファーが舞い込むのではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)

 アラサーを迎え勢いに乗る間宮なのだが、実は苦労人。

 2008年、15歳の頃に芸能界入りした間宮は、2011年の前田敦子(30)主演の連続ドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011』(フジテレビ系)や、2013年の新垣結衣(34)主演のドラマ『空飛ぶ広報室』(TBS系)、2015年に広瀬すず(24)と神木隆之介(29)が主演した連ドラ『学校のカイダン』(日本テレビ系)に出演するなど、様々なドラマや映画で助演を務めてきた。

「間宮さんはコンスタントにいろんな作品に出演していましたが、長らく、たくさんいるイケメン若手俳優のうちの一人、という評価でしたね。ちなみに、初めて主演したのは2016年、彼が24歳のとき。深夜ドラマ『ニーチェ先生』(日本テレビ系)という作品でした。

 そこまでパッとしなかった間宮さんが存在感を発揮し、お茶の間に知られるようになってきたのは、2018年の木村拓哉さんの主演ドラマ『BG』(テレビ朝日系)や、NHK連続テレビ小説半分、青い。』で主演の永野芽郁(22)演じる楡野鈴愛(にれの・すずめ)の夫・森山涼次役を務めて以降のこと。ですので、いわゆる売れてきたのは、まだここ3、4年のことではないでしょうか」(前同)

 雌伏のとき十数年――コツコツと作品に出演を重ね、演技力と存在感を増していった結果、2022年の今、ついに主演級の俳優として人気が大爆発してきているようだ。

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