
物価の高騰で刻一刻と厳しくなる庶民の暮らし。そんな苦境を潤す、年長者が使える「値下げプラン」を一挙出し!
「ソニー損保が全国のファイナンシャルプランナーを対象に実施した調査によると、今年1年で家計の負担は4万2568円も増えるという試算が出ています」(全国紙経済部記者)
緊迫した世界情勢がもたらす値上げラッシュに苦しむ日本。この地獄を生き抜くためにも、利用できるものは賢く活用したい。節約アドバイザーの和田由貴氏が解説する。
「中高年なら使わない手はないのが、“シニア割”。一般的に高齢者と呼ばれるのは65歳以上からですが、60歳や55歳からでも使えるサービスも意外に多いんです。年齢が分かる身分証を提示するだけで利用できることも多いので、使わない手はありません」
今回、数あるシニア割から、使い勝手の良いサービスを厳選して紹介したい。
■スーパーやドラッグストアでお得に買い物
まずは「買い物」。文末の一覧表にある通り、スーパーやドラッグストアなどの「シニア優待デー」に買い物すると、総額から5〜10%割引されるサービスが主流だ。
「公的年金支給日である15日あたりに優待日が多いので、漏らさないよう注意しましょう。また、給料日が多い25日に合わせて実施するお店も多いですね」(前出の和田氏)
商品が割引になるのもうれしいが、ドラッグストアの『ウエルシア』ではさらに、シニアズデー(毎月15〜16日)にTポイント3倍サービスを実施している。利用方法は、60歳以上を対象に発行しているシニアパスポートとTポイントカードをレジで提示するだけだ。
「通常、1000円の買い物で10ポイントなのに、30ポイントになります。利用を始めてからは、15日と16日にまとめ買いするようになり、より貯まるようになりました。ポイントはコンビニで、お酒と交換したりします」(62・事務員)