■「絶対に自分が謝罪会見をしているところの想像をしておく」

 高校生時代からCMにしてきた藤田は、

「CMの契約が決まったところから、最悪のことを想定しておく」

 という持論を展開。CMはお金の動きもスタッフの動きも何もかも「次元が違う」ため、犯罪や、「反社の人と写真を撮ってしまった」といた出来事をイメージし、

「絶対に自分が謝罪会見をしているところの想像をしておく」

「芸能界の終わりの日を思い浮かべると、ちゃんといい子に毎日を過ごせる」

 としたのだ。

「お金も入るから調子に乗っちゃう自分もいる」「交流関係とかお金を持ってたら近づいてくる人も変わったりとか」

 と、自分を戒める強い意志も感じさせていた。CMは撮影してから半年は放送されないため、その間に何か起きないか怖くて怖くて仕方がないという。

「企業から信頼を託されていることを肝に銘じている、非常に素晴らしい心構えではあるんですが、まれに企業側がやらかしてしまうこともある。藤田さんも今年4月にとばっちりを食らったため、そこに同情する声も出ていますね」(前同)

 藤田は大手牛丼チェーン『吉野家』のCMをしているが、今年4月16日に早稲田大学で行われた社会人向けのプログラムにおける当時の吉野家ホールディングス常務取締役本部長がとんでもない女性蔑視発言をしたことで大炎上。藤田も巻き添えを食う形で注目されてしまったため、

《あちこちオードリーで藤田ニコルがCM撮影後の不祥事で打ち切りになる恐ろしさを語ってるの、完全に例の騒動のカウンターになってたな》《CMに関してニコルの言葉は重いw》《にこるんは本人じゃなくむしろ企業側がやらかしてたもんなー》

 と、SNSでは同情の声も多くみられた。

 多くの金言を残した藤田。これからも若手タレントたちの、お手本になっていくに違いないー-。

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