■ガーシーが投下した「47の爆弾」

 東谷氏は「お笑いKの大麻疑惑」「某大手事務所Aによるハワイでのコカインパーティ」「女性アーティストKと反社とのつながり」「売れっ子アーティストSによる動物への虐待」「サッカー選手Mによる中絶強要、婚約解消」などなど、事実であれば大スキャンダル級の暴露を展開。

 さらに「大物芸人……この方のイニシャルは控えさせていただきます。イニシャルを言っちゃうとすぐわかっちゃうので」としたうえで、東谷氏がアテンドしたグラビアアイドルMがその大物芸人との肉体関係を拒むと、その芸人は徐行だったものの車の助手席からMを蹴落とし、(東京の)井之頭通りでケガをさせたという、かなり具体的な暴露までしていた。

「当選したあかつきには実名で暴露することを公約として掲げていました。中には誰と誰が付き合っていた、といったものもありましたが、そんなものはかわいいもの。しかし、違法薬物疑惑や反社が絡むような疑惑は、すぐに警察沙汰にも発展しかねない暴露です。

 このあたりの暴露で実名を出せば、名誉毀損になるのは間違いない。東谷氏にとっても相当リスクがあることです。しかし、公約ですからやるしかないでしょう。名誉毀損は避けられないとしても、どこまで証拠が出せるかがカギになってくるのでしょうが、それがなければすぐに裁判沙汰になるはず。

 そもそも東谷氏の当選自体に賛否があるわけですが、自ら掲げた公約を実践できなければ当然そうですが、実現することで早々に支持を失ってしまう可能性もありそうです」(前出の夕刊紙記者)

 当選の弁で「戦々恐々としている方々、覚悟しといてください。やっと選挙終わったから、こっからいきますよ」と語ったガーシー。公約を実現するため今、着々と準備を進めているのだろうか――。

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