■東谷義和氏が“除名”でもNHK党はノーダメージ……待ち受ける悲惨な末路

 8月3日、東谷氏は「お前らに参議院議員にしてもらった訳でもないのに偉そーにすな」とインスタグラムで威勢よく反論したのだが……。

「参院側は速やかに帰国を求めるらしく、このまま東谷氏が出席しないのであれば、国会議員の地位を剥奪する“除名”まで視野に入れた処分の可能性も十分ありえます。そうなると、東谷氏にとっては頼みの綱の“不逮捕特権”が消えてしまいますが、立花孝志氏(54)が党首を務める、東谷氏を擁立したNHK党にとってはさほどダメージはない。

 仮に東谷氏が国会議員から“除名”になったとしても、空いた議席にはNHK党から繰り上がり当選ができますし、一度議席が確保できれば、国から一定の条件を満たした政治団体に交付される“政党助成金”が出ます。実際に立花氏は自身のツイッターで、7月11日に“これで政党助成金を使って、NHKからの被害者をお守りする事が継続できます”と書いていましたからね。

 最初から“NHK党として参議院に議席を確保できればそれでいい”という目的で東谷氏を擁立したのではないでしょうか。東谷氏が“除名”になったとしても想定内の事態かもしれません」(前出の夕刊紙デスク)

「不逮捕特権」を持つ議員の立場も危うく、公約の「47個のスキャンダル暴露」を実行したくとも「即BAN」の。2月17日にYouTubeで暴露を開始してから約半年――。

 八方ふさがりの東谷氏に待ち受けるのは、“BTSに会わせる詐欺”といった疑惑への追及、議員の地位もネットの居場所もなくなるという、悲惨な末路なのかーー。

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