出川哲朗、大反響のNHK『プロフェッショナル』もまる乗っかりだった!日テレ『イッテQ』の「出川シフト」が完璧なフォーマットである理由の画像
出川哲朗

 かつて「抱かれたくない男ナンバー1」とまで呼ばれていたが、いまや国民的スターになった出川哲朗(58)。7月23日には、ついに日本を代表するドキュメンタリー『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)に出演。こうした出川の魅力を引き出す転機になった番組に、改めて注目が集まっている。

「言わずと知れた『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)ですよね。90年代に嫌われていたことを知らない若い世代の多くは、この番組で出川さんの存在を知ったと思いますが、この番組が本当に出川さんの魅力を引き出している。『プロフェッショナル』を見ても、それがわかりますよね」(専門誌記者)

『プロフェッショナル』では出川の『イッテQ』でのロケに密着する姿が多く取り上げられていたが、それだけではない。

■『イッテQ』の影響が大きかった『プロフェッショナル』

『プロフェッショナル』は、冒頭ではいきなり丸裸の出川が風呂に入る様子が紹介されたり、「何も聞いてない出川さんに、唐突に『プロフェッショナル』出演を依頼する」というドッキリを仕掛けたり、締めの「あなたにとってプロフェッショナルとは?」でも、「ジェットコースターに乗りながら言わせる」というスタイルを採用していた。

「90年に、当時26歳の出川さんがジェットコースターに乗りながら地上のカンペを読むチャレンジをしたのがきっかけでダウンタウンに気に入られ、テレビの活躍が増えたことにちなんだものでしたが、ノリが『イッテQ』と同じ。

 逆を言うと、出川さんの魅力を引き出そうとすると、どうしても“イッテQ風“になるのかもしれません。『イッテQ』の司会が、ウッチャンナンチャン内村光良さん(58)であることも影響しているでしょうね」(前同)

 もともと内村は、映画監督、出川は俳優を目指して横浜放送映画専門学院(現・日本映画大学)の門を叩いた同級生として知られている。出川は内村をジャッキーチェンに似てるという理由で“チェン”と呼んでいるが、それも学生時代からだ。

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