■金ちゃんに「丸投げするの?」と拗ねる坂井

 その後も嘆きつづける坂井に、金ちゃんが「楽しい日だろ! 逆に結婚発表してハッピーな日だからさぁ」と励ますも、「マリッジブルーなのかなぁ……」「信頼してた相方がこんな感じな……《(リスナーメール)坂井さんの家庭事情をちゃんと聴きたいです。長くなってもいいので話してくれませんか》ありがたいね」と、やはりダウナーに返す場面もあった。

「CM入りギリギリまで、金ちゃんは坂井さんに平謝りを繰り返し、なんとか番組を成立させようと努力していましたが、坂井さんは完全に拒否。CM明けも延々と同じような“ちゃんと話を聞いてくれなかった”という嘆きをずっと続けていて、まったく楽しい結婚報告という感じではなく、聴取者に聞かせるようなモノではない、不穏な空気がひたすら流れていました。

 その後、長々と生い立ちの話を真剣にしたかったこと、それが金ちゃんには伝わっていないことをずーっといい続け、曲に入っていましたね」(前出の専門誌記者)

 その後、覚悟を決めたのか「思う存分話そう」「俺も付き合うし……」と話す金ちゃんに坂井は「この期に及んでも全部俺に丸投げするの?」と返答。とてつもない面倒くささを発揮していた。

■妻の乱入で空気が変わると思ったが…

「金ちゃんが、切り替えようと“楽天の三木谷社長と焼肉に行ったらナムルしか食べなかった話”を始めている最中に、ラジオを聞いていたゆみのさんから生電話がかかってきた。ゆみのさんの“ノロけてくれぇ!”という要請から、少しずつ空気が好転していったように思われました」(前同)

「ゆみのの好きなところ10個言ってくれ!」に「(甘々トーンで)3個しかない」「小さいの10個じゃなくて、大きいの3個しかない」「“かわいい”“おもしろい”“かわいい”いぇーい」と打って変わってデレデレしたトーンで坂井がトークを楽しんだことで「(空気を)戻します!」として一件落着……とはならなかった。

「坂井さんは“5分だけでいい”と、やはり家族と確執があった話をつづけたんです。そして、父親はダウンタウンを嫌っていて見せてくれなかったが、自分は20歳の時に地元のブックオフで松本人志さんの『遺書』を読んでNSCを志したことを話したんですが、ここで坂井さんは感極まって泣いてしまいました」(前同)

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