■識者が語る「本当に辞めそうな」吉本芸人は?

 フリーになったところで、仕事がなければ元も子もないが、自分で仕事を作り出せる能力のある芸人が、独立を志すのは当然かもしれない。前出の記者はさらにもう一つの要因を挙げる。

「闇営業問題を受け、極楽とんぼの加藤浩次が起こした“加藤の乱”によって生まれた“専属エージェント契約”です。この契約に変えた芸人は、吉本にとって“批判的”なスタンスだと思われても仕方ありません。事実として、加藤は結局、契約を切られてしまいました」

 現在、専属エージェント契約をしている芸人といえば、ハリセンボン近藤春菜(39)、友近(49)、バッファロー吾郎A(51)、天竺鼠川原克己(42)らが挙げられる。退所の可能性が一番高いのは……?

「やはり、現在専属エージェント契約のたむらけんじ(49)でしょう。関西ではレギュラー7本を抱える売れっ子ですが、焼肉店ほか9店舗を経営するなど実業家としても成功。2021年12月4日放送の『せやねん!』(MBS)で“50歳の誕生日でもう引退しようと思ってるんです”と語り、“1回、区切りをつけて違うところに飛び込んでみたい”と明かしています」(前同)

 これからも、意外な芸人たちの吉本からの退所は続くのか……。

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