■年相応かつ庶民的な姿が人気を博している

 たとえば、後藤は以前から江戸川区の瑞江に住んでいるのを公言していて「ファンの子にも引っ越してきなよって言っているくらい」としているが、

《家から近いスーパーのヤマイチによく出没しています。すごく安いんです! 卵1パック70円の日があって、地元の人たちに混ざって並んでいます。テンションが上がりませんか? 70円の卵って!》

 と実に庶民的な話をしたり、

《年齢によって肌質が変わってくるのを、日々感じていますね。ハリがちょっと薄れてきたとか、細かいシワが増えたとか。子どもを生むとシミが増えたりするし、その積み重ねが老いに繋がったりするので、どうにかしたいなぁと思って向き合っています。》

 と、歳相応な悩みを8月24日に『ESSEオンライン』で告白し、大いに共感を得ている。

■20年以降絶好調なゴマキ

「それにしても、ここ数年の後藤さんの再ブレイクぶりはすごいですよね。20年12月には9年ぶりの単独ライブ、21年には11月28日に大阪、12月5日に横浜と、それぞれの『ビルボードライブ』で10年ぶりに有観客のソロライブを開催し、22年9月にまたライブですからね。しかもその内容が、YouTubeの人気ジャンル『歌ってみた』の派生だから驚きです」(前同)

 後藤はYouTubeチャンネル『ゴマキのギルド』で、30曲の「歌ってみた」に挑戦すると宣言し、シャ乱Qの『ズルい女』や鈴木亜美(40)の『BE TOGETHER』、Aimerの『残響散歌』など幅広いジャンルのカバーソングを披露。これが、これから行われるカバーライブ『歌ってみた~Songs of You and Me!~』につながった。今年9月10日から23日にかけて、東京や大阪での3会場5公演のツアーを控えているのだ。

「それだけに、後藤さんの露出が急上昇しているのでしょう。テレビ局的にも後藤さんを呼ぶメリットは大きいから、Win-Winですよね。

 男性人気は健在だし、最近では主婦層の人気も出ている。それに、『ラヴィット』に出演した牧野さんや、同じ元アイドルでは峯岸みなみさんなどがいい例ですが、“ゴマキに憧れた世代”が現在のテレビでは主力の年代になりつつある。 

 後藤さんがスーパースターとして社会現象を起こす存在だった99年~00年代前半にテレビ局で働いていた人たちが、いまや局の決定権のある役職についている年齢となっている。そういう意味でも、テレビでの後藤さんの出演が増えていくんじゃないでしょうか」(前同)

 2020年以降、第二の黄金期とも呼べる時期を迎えつつあるゴマキ。これからも、ライブにテレビにと、活躍に期待したい。

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