水谷豊“最後”のテレビ朝日『相棒』「不吉ワード」満載映像でも…寺脇康文が「死亡フラグは回避する」理由の画像
画像は『相棒』の公式ツイッター(@AibouNow)より

《ARE YOU READY? すべてを見届ける覚悟はできたか》

 9月7日、そうツイートしたのは10月スタートのドラマ『相棒』(テレビ朝日系)の公式ツイッター。シーズン21の予告映像とポスタービジュアルを解禁し、早くも注目を集めている。

「本作は水谷豊さん(70)演じる杉下右京を筆頭に多くのキャラクターの活躍で国民的人気ドラマとなっていました。今回のシーズン21では、シリーズ第1弾となった00年(当時は単発ドラマ)から、08年12月最終回のシーズン7まで右京の相棒を務めていた亀山薫が、キャストも寺脇康文さん(60)そのままで帰ってくる、という点で注目が集まっていました。

 亀山さんといえば、過去作ではフライトジャケットがトレードマークになっていましたが、予告映像では大使のような格好をしていますね」(専門誌記者)

 亀山は、劇中で不正が蔓延する南アジアの小国・サルウィン(架空の国家)の「子どもたちに正義を教えたい」と警察を辞めてから右京とは会っていなかった。

 今回の映像では、サルウィン大使のような厳かな服装の亀山が「(かしこまった不自然なトーンで)右京さん!」「亀山、薫です」とあいさつするも、右京は特に喜ぶ様子もなく「わかっています」と淡白に返す、という、ファンにとってはたまらない懐かしさを感じるやり取りから始まる。

「ポスタービジュアルなどでは、いつものフライトジャケット姿だし、背景も豪華絢爛な場所だったので、何らかの行事でかしこまった服装をしていたのでしょう。最初の挨拶以外の場所では、大使服を着崩したり、外ではワイシャツだけでしたからね。根本のキャラクターは変わっていないと思います」(前同)

 さらに予告では「原点を超え、未来へ」「新たな歴史を刻むため、伝説のコンビが動き出す」というナレーションや、何かの殺人事件を捜査する警察たち、深刻な口調で「亀山くん……!」と話す右京、いつものメインテーマとは違う緊迫感のあるBGMなどなど、テレビドラマというより劇場版予告のような雰囲気を漂わせる内容に仕上がっていた。

 それにしても「全てを見届ける覚悟はできたか?」という最後のナレーションは、実に意味深に響くものになっている。

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