■山田涼介だけでなく橋本環奈の主演作も……

 橋本は、「1000年に1人の美少女」というふれこみで、2013年頃、華々しく芸能界に登場。現在はCMに出演する企業が20社もあるという超売れっ子女優だ。

 橋本は2021年度のWOWOWドラマ『インフルエンス』で連ドラ主演経験はあるものの、地上波は『ほんとうにあった怖い話』(フジテレビ系)のような特番ドラマの出演が多く、映画では主演を支えるヒロインとしての出演が多かった。2023年4月期のTBSドラマが、意外なことに橋本にとって初めてのプライムタイム帯連ドラでの主演作になる。

 そんな橋本だが、8月19日に公開された橋本主演映画『バイオレンスアクション』は、上映館数が347館という大規模作品ながら、初週の土日の興行収入ランキングが9位という厳しいスタートを切ってしまった。さらにそれ以降、10位までにランクインしていない。

「橋本さんのこの『バイオレンスアクション』は豪快にコケてしまったと言えそうです……。すぐに上映館が減って、1日1回しか上映していないところも多かった。8月は、アニメ映画『ONEPEACE FILM RED』や『ジュラシック・ワールド』といった超人気作品が群雄割拠した時期で、そうしたメガヒット作品を相手に『バイオレンスアクション』が厳しい戦いを強いられたのは確かです。

 もちろん、コロナの影響もあったでしょう。しかし、それは他の作品と同条件ですからね……。さまざまな状況があったとしても、すべての結果は“主演の責任”と見なされてしまうのがこの世界。まだ24歳と年は若い橋本さんもキャリアは長く、そして山田さんは言うまでもなく、そうした芸能界のシビアな現実はよく分かっているでしょう。

 2人は合わせて直近、3つの映画が連続で大コケしてしまっていますが、その2人がメインを張って連ドラをやるわけです。ドラマも世間の人気ほどは客がついてこない、ということがありそうですよね。

 山田さんは10月期の主演連ドラ、橋本さんは山田さんと共演する2023年4月期の連ドラ主演で何としてでも“主演俳優”の地位を守るために、作品を成功に導くべく、気合いを入れて現場に臨むのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)

 絶大な人気を誇る山田と橋本だが、来年4月のTBSの連ドラが正念場になりそうだ――。

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