■有吉がコワモテ映画にどハマりする理由とは
2020年3月22日の放送で『日本統一』の魅力をVシネ特有の「登場人物のゆるさ」だと力説していた有吉。
「Vシネ系の名残りで全然知らない女の人がまあまあいい役で出てきて、全然要らない(ドラマの本筋に突然外れた)場面があったりして笑っちゃうんだよな〜!」とキャスティングの面白さを語り、このゆるいキャスティングに至った経緯を「怖い人(主要キャストがコワモテ)ばっかりだからさ、これ監督NG出せないんじゃないの?」と独自の解釈で見て楽しんでいるとのこと。
■有吉弘行がなしとげたテレビ業界の「天下統一」
有吉がラジオでおすすめしていた作品は、日本統一だけではない。
これまで数々の映画やドラマ・ゲーム・アニメなど紹介してきたが、その中でも有吉が「尊敬する人」として公言してきたのは『羊たちの沈黙』のアンソニー・ホプキンス演じる抜群の知能と教養を持つ究極の連続殺人犯「レクター博士」である。
また、2019年10月6日の放送回では、映画『ジョーカー』(2019年)のホアキン・フェニックス演じる「ジョーカー」や、Amazonプライム・ビデオ作品『ザ・ボーイズ』シリーズの悪役であるヒーロー達に「感情移入してしまうほどヒーローになりたい!」と発言。有吉は映画に登場する数々の犯罪者に共感し、彼らのしつこすぎるモノマネを披露して、その愛を披露してきたのだ。
有吉は10月から『有吉クイズ』が20時台に昇格することになり、これで「月曜日〜日曜日の全曜日のゴールデン・プライムタイムに冠番組を持つ」ことに。いわば、前代未聞のテレビ業界の“天下統一“を成し遂げたといっていいだろう。