9月27日放送のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』に出演した俳優の草刈正雄(70)の演技に、絶賛の声が殺到している。
第122話では、沖縄・やんばるにやって来た原田美枝子(63)演じる房子が、共同売店にいる仲間由紀恵(42)演じる比嘉優子を訪ね、優子の姉のことで「どうしても伝えたいことがある」という人がいると話す。
夕方、東京から来た草刈演じる大里五郎と草刈麻有(29)演じる娘の悦子が、房子とともに比嘉家を訪問。優子に1本の沖縄かんざしを渡した五郎は、40年前の沖縄戦で優子の姉・時恵(大城ゆう紀)の最期を看取ったとし、かんざしはその遺品だと説明した。
五郎は時恵から「自分はもう、食べられないからと……」と小さな握り飯を譲ってもらったといい、時恵からの伝言「見捨てたんじゃない、必死に探したけど見つからなかった」という言葉を優子に伝える。
涙を流す優子は、時恵の最期の様子を五郎に尋ねると「お亡くなりになる前、水をほしがりました」と告げ、唇を震わせ「水は持っていました。……だけど私は“水はない”と言いました。自分たちの明日からのことを考えて……食べ物をもらっておきながらウソをついて……」と涙を流し「ごめんなさい……」「本当に申し訳ありませんでした……」と頭を下げた。
「草刈さんの圧巻の演技、さらに次女で女優の麻有さんとの父娘共演。仲間さんの涙の演技に、その後の琉球舞踊も見事で、視聴者からは絶賛の声が殺到しています」(テレビ誌編集者)
■「草刈正雄の無駄使い」の声も
SNSには「うわあ、草刈さんの演技が秀逸すぎて泣く」「草刈正雄さんがさすが草刈正雄さんだった」「それにしても草刈正雄さんの演技とか存在感すごい」「今日の草刈正雄さんと仲間由紀恵さんの回は泣けた」「仲間さんの琉球舞踊がとてもよかった回」といったコメントが寄せられた。
中には「こんな大事な話、草刈正雄ゲストで1週間やれただろうに…」「草刈正雄の無駄使い」といった意見も上がった。