“神予想”連発の「競馬芸人」キャプテン渡辺が11年ぶりに単独ライブを敢行したワケ!「ハリウッドザコシショウに見つかったんです」(直撃インタビュー#1)の画像
キャプテン渡辺

 キャプテン渡辺(46)といえば、競馬芸人として『ウイニング競馬』(テレビ東京/BSテレ東)にレギュラー出演する土曜の午後の顔としてお茶の間にも親しまれている。

 8月21日開催の「第58回札幌記念(G2)」では、YouTubeチャンネル『テレビ東京競馬チャンネル』で配信された「キャプテン渡辺の自腹で目指100万円!」の企画で軍資金1万2000円を、なんと106万4700円に増やすなど、“神予想”も飛び出した。

 そんなキャプテンが、10月4日(火)に東京・高円寺の「座・高円寺2」で11年ぶりの単独ライブ「漫談スタイル」を開催。90分に及ぶ漫談を披露し、会場の爆笑をさらった。

 競馬芸人として知られる渡辺だが、これまでクズを売りにしたキャラクターに扮した「クズ漫談」、ギャンブラー・売れない芸人・深夜バイトあるあるなどを題材にした「あるある漫談」を筆頭に、今なお新ネタへの追求を怠らず、漫談に対しても常にストロングスタイルで挑み続けている。「特攻の開き直り漫談」のキャッチフレーズを引っ提げて臨んだ『R-1ぐらんぷり2011』と『R-1ぐらんぷり2012』には2年連続でファイナルに進出する実力者でもある。

 今回は渡辺に、11年ぶりに単独ライブを開催するに至った経緯、ハリウッドザコシショウ(48)やバイきんぐ錦鯉をはじめとする所属事務所・SMA(ソニー・ミュージックアーティスツ)芸人との絆、ビギナーでも楽しめる競馬の見方を直撃した!(全3回の1回目/#2#3を読む)

■『R-1』出場資格を失い「なんのためにネタを作っているんだって気持ちに……」

――11年ぶりに単独ライブを開催するに至った理由とは?(単独ライブ前にインタビュー収録)

「『R-1ぐらんぷり』に出られなくなりましたからねぇ……。すべてのピン芸人は『R-1』のためにネタを作っているはずなんですよ。『R-1』への出場資格がなくなったときに“なんのためにネタを作ってるんだ?”って気持ちになってくる。ネタを披露する場がないわけですから。

 そうすると“単独ライブをやるしかないな”っていう選択肢しかほかになくて。それが大きかったです。ネタ作りは単独ライブのためにだったらできますから。それ以外でネタを作っても、月何回かのライブとかではね……。

 本当はもっと前から単独ライブをやらないといけないと思っていて。“やるやる詐欺”をしていたんですが、本格的にハリウッドザコシショウに見つかったって感じですね(笑)。“お前はサボっている。『やるやる』って言ってずっとやらん”って(と言われた)。あの人は単独ライブだけじゃなくて、すべてにおいてストイックですから」

――『R-1』に出られなくなってからもネタ作りは続けていた?

「基本的には月に1本作っていたんですけど。『R-1』(に出場できなくなって)以降は、ネタを作るペースが一気に落ちましたね。ライブもそうですけど、結局、何のためにネタを作るのかっていうモチベーションを保つのが難しくなっていって……」

――11年ぶりの単独ライブで披露するネタはさらに進化を遂げた?

「“~するよ”みたいな口調でやってたんですが、それはやらない。キャラを入れるとどちらかと言うとコントみたいになってしまうので、キャラは入れないでいこうかと。ネタ自体は、ギャンブルネタやクズネタみたいなのは当然やると思いますけど、単独ライブでは漫談一本ですべて放出します」

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