滝沢秀明
滝沢秀明氏

 9月25日にさいたまスーパーアリーナで開催された格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN」での、プロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー・ジュニア選手(45)へ渡す花束をリングへ投げ捨てた、「ごぼうの党」代表・奥野卓志氏への批判がまだまだ収まらない。

 9月30日、「RIZIN」は11月6日に行なわれる「LANDMARK 4 in NAGOYA」の追加対戦カード発表会見を行ない、榊原信行CEO(58)が登場。そこでなんと榊原氏は、メイウェザーに対して「お詫びしてもお詫びしきれない」として、「最大級のお詫び」と土下座をして謝罪したのだ。

「イベント後、榊原氏はアメリカに渡りメイウェザーに直接謝罪に行く計画を語り、さらに奥野代表に対しては、業務妨害、名誉毀損などに当たると見解を語って法的な手段に出ることを示唆していましたね。榊原氏は9月25日の大会後も奥野氏の行ないに対して、“品性下劣な男をリングにあげたことをこの場を借りてお詫びしたいと思います”と断罪するなど、一貫して厳しい態度を示しています」(夕刊紙記者)

 批判を受けるだけでは止まらない気配も出てきた奥野氏だが、騒動後すぐは、強気の態度を示していた。

「東京スポーツ、日刊ゲンダイの取材に対し、メイウェザーと確執があったことを明かし、メイウェザーサイドの拝金主義的な行為も許せなかったなどと話し、そしてRIZINの榊原へのキツい批判の言葉も語っていました。しかし、9月29日にアップされたYouTuberのヒカル(31)とのコラボ動画では一転して謝罪。

 ヒカルが“100%(奥野氏が)悪いと思ってる”と語ったのに促される形で、“あえてやった”“思うところはある”としながらも謝罪の言葉を述べました」(前同)

 奥野氏は、「神聖な場で、信頼をしていただいて私をあそこにセッティングしていただいた多くの関係者を含め、あの四角いリングで血が滲む思いをして頑張っているすべての方々に対して、私のあの行為を見て本当に残念に思われた方、すべての方々、関係者の方々に対して、私がやった行為があの場に適切ではなかったというふうに私も理解をしておりますので、そのことに関しては、まずこの場で謝罪をさせていただきたいと思います。申し訳ありませんでした」と語った。

「そして、メイウェザー選手と対戦相手の朝倉未来選手(30)への謝罪の言葉を述べていました。

 そんな奥野氏ですが、翌日、9月30日にごぼうの党の公式YouTubeチャンネルでアップされた動画は、“釈明動画”とし、謝罪ではなくなぜ“あえて”花束投げ捨て行為を行なったかの説明を語りました。奥野氏はなぜメイウェザー対朝倉戦で花束を渡す役割を担ったかの裏側を説明し、そして、メイウェザー選手に対して許せなかった思い、2018年の大晦日にあった対那須川天心選手戦の裏側を語ったんです」(同)

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