■風間のセリフやうつろな表情から「闇を感じる」という声も

 第2話では手話を習いに来た紬(川口)に対して、さらに意味深な発言。

「すごく好きな人、います? いたことあります?」「すごく好きだけど両想いになれなかったり、なれても別れてしまったり。そういう時思いません?“初めから出会わなければよかった。この人に出会わなければ、こんなに悲しい思いしなくて済んだのに”って思いません?」

 そう話す春尾(風間)の目にはハイライトがなく、淡々としゃべっているなかに“何か”を感じさせる、サスペンスドラマに片足を突っ込んだようなシーンだったことから、

《風間くんのシーンだけ全然恋愛ドラマじゃなくてサスペンスなんよな、、、怖いよ〜〜〜……(小声)》《風間先生ずっと目が笑ってなくて怖い》《ほのぼのした手話の先生かと思ってたらガッツリ目ガンギマリで虚ろで裏ありそうで怖い》

 とSNSは大いにざわついたのだ。

 なお、春尾について演者の風間は「ろう者と聞こえる人の架け橋でもあり、現実を冷静に受け止めているのが春尾」と解説しているほか、後輩の目黒に関しては「先輩後輩関係にあたりますが、今作はそんなものを取り払い、“俳優・目黒蓮”と作品を創れると思っています」とコメントしている。

 そして、キャラ紹介では《元々は人に興味を示さないタイプで、友達も恋愛も人並みになんとなくこなしてきたところも》《将来の夢もなく、とにかく何か就活に役立てばという気持ちで、聴覚障がい学生への授業補助ボランティアに参加するようになる》などと記述がある。ドライなリアリストゆえの発言なのか、過去に何か大きなトラウマがあるのか、今後明らかになっていくだろう。

「泣ける感動作『silent』に“怖さ”というスパイスを効かせる風間さんの演技力はさすがの一言ですね。

 もちろん主演2人も負けてはいません。目黒さんはじっくりと役作りがされたであろうリアルな演技もさることながら、顔のパーツが似ているのか若い頃の木村拓哉さん(49)を彷彿とさせ“令和のキムタク”と大きな話題になっていますし、川口さんも“難聴の相手を気遣い、口の動きや表情をちょっとわざとらしいくらい大きく動かす”というのを違和感なく演じていて、かつ、やはり主演としての大きな存在感があります。

 素晴らしい魅力を放つメイン2人に加え、脇を固める役者が名優ぞろいだからこそ、『silent』は大好評なのでしょうね」

 川口と目黒以外のキャストの名演技も光る連続ドラマ『silent』からは、今後も目が離せない!

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