日が暮れると寒さを感じる、これからの季節。帰宅途中に寄ったコンビニで、ついつい手が伸びてしまうのが、アツアツの中華まんだろう。
「大手コンビニの中華まんのラインナップが充実し、その年の流行となる変わり種商品も、秋から続々と登場します。つまり、今の季節が注目なんです」
こう力説するのは本場・中国で肉まん作りを学び、専門店『肉まん研究所』を運営する田川健多朗氏だ。
今回、「中国の食文化にならって、朝食も中華まんを食べている」と語る同氏に協力を仰ぎ、コンビニ大手3社の中華まんを実食して検証。この秋に食べたい、厳選10品を紹介しよう。
■セブンイレブン王道の肉まん
まずは、王道の肉まんから。老舗『新宿中村屋』が手がける、セブンイレブンの『ふんわり×ごろっと肉まん』(150円)は、これぞ“コンビニ中華まん”という逸品だ。
「皮も具もほんのりと甘く、モチッと食感が楽しめる、日本人の味覚にあった肉まんです。そのままでもおいしいですが、本場・中国のように、刻んだタクアンや福神漬けなどの漬物と合わせるのがオススメ。漬物の塩気が、肉まんの味を引き立てます」(田川氏)
■ファミリーマートの本格肉まん
一方、ファミリーマートの『ジューシー本格肉まん』(140円)は田川氏が
「本場の味わいに近い」と言ううまさが際立つ。また、ローソンが提供する『肉の旨みあふれるジューシー肉まん』(149円)は、あふれ出る肉汁が魅力だ。
■ローソンオススメあんまん
お次は、あんまん。セブンの『ふわふわ×濃厚 ごまあんまん』(130円)や、ファミマの『北海道産大納言小豆のつぶあんまん』(130円)も捨て難いところだが、田川氏のオススメは、この一品だ。
「ローソンの『北海道小豆のごまあんまん』(138円)が、おやつにピッタリです。ゴマをすりつぶした食感や風味が魅力で、皮の甘さを控え、食べやすい仕上がりです」