■アイドルらしからぬSixTONESラジオ

 すると、2回目の挑戦で高地は見事に成功。田中のハイテンションな実況とともに放送された。しかし、CM後、高地の「1回目失敗したときのために、2回目のシガーボックス、録音にできないかな?」という、再現ドラマの音声が流され、2回目の成功は“やらせ”だったことが暴露された。

 今回の放送にリスナーは、ツイッター上で「とても感動的な茶番でした。彼ら本当にリスナーとの掛け合いが上手だから、こういうメールとFAXをバンバン読む放送回めちゃくちゃ面白い。本人達もスタッフもリスナーも全員楽しめるラジオって無敵やん」などと、怒るどころか大ウケだった。

 通常のアイドルのラジオ番組は近況報告が主で、ファンに向けた内容が多い。しかし、SixTONESは今回の茶番の“やらせ”企画もそうだが、リスナーを本気で笑わせようとしている。スタイルとしては王道の深夜放送ノリで、ファン以外のリスナーも多いようだ。

 それがはっきりしたしたのが、翌日に放送された『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)の“0円食堂”だった。同企画に初参戦したSixTONESの森本慎太郎(25)が高知市のロケで、カツオのタタキ用ワラの束を作っているという、中年男性をアポ無しで訪ねたときのこと。

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