■アイランド社長退任後は実業家に転身!?

 滝沢氏はジャニーズ事務所やジャニーズアイランドの株式を保有しているわけではなく雇われ社長という立場にあったとされる。

「若手が不祥事を起こした際には“タッキーの管理が甘いから”と言われ、厳罰を下しても“タッキーの独裁政権”といった具合に揶揄されてしまう。そういった損な役回りにも嫌気がさしたのかもしれません。

 若手をブレイクさせなければならないというプレッシャー、スノストの移管、肩身の狭い立場といったものが重なり、いよいよ電撃退所、それが近日中にも発表になるとささやかれています。ジャニー氏の逝去から3年。しっかりと責任は果たせたという思いもあるのかもしれません。

 それに滝沢氏はいきなり辞めるのではなく、しっかりと筋を通すために関係先に相談したり、調整を進めていたと言われていますね」(前出の芸能プロ関係者)

 芸能界に続き、ジャニーズアイランドやジャニーズ事務所からも離れる可能性が浮上している滝沢氏。社長退任後はどういった仕事をしていくことになるのだろうか。

 前出の芸能プロ関係者は「実業家としてビジネスをやっていきたいという意向があると聞こえてきています」と話す。

 滝沢氏を巡っては、芸能活動引退前の2018年8月、ドバイの大富豪がバックアップするアメリカのミネラルウォーターブランドの輸入販売元と「P社」の取締役に就いていたと、2021年4月の『週刊文春』(文藝春秋)が報じたこともあった。

 ジャニーズ事務所は同誌の取材に対して、事実と認めたうえで副業として報酬を受け取った事実はないと回答。その後、ほどなくして滝沢氏はP社の取締役を辞任している。

「副業が報じられたのも“ビジネスをやっていきたい”ということがあったからだったのかもしれません。滝沢氏は『ごぼうの党』代表で実業家の奥野卓志氏とも近いと言われていますよね」(前同)

■「ごぼうダンサーズ」の演出&楽曲も担当

 奥野氏といえば、9月25日にさいたまスーパーアリーナで開催された格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN」での、プロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー・ジュニア選手(45)と総合格闘家・朝倉未来選手(30)の試合前、メイウェザー選手に贈呈するはずだった花束を目の前で投げ捨てるという暴挙に出て波紋を広げたことも記憶に新しい。

 そんな奥野氏は、IT企業をはじめ、複数の会社を経営しているほか、東京・銀座に超高級会員制バーも保有しており、そこには芸能人や政財界の人物も足を運んでいるという。

「滝沢氏もその会員制バーの常連客の1人だといいます」(前同)

 滝沢氏との親密関係を裏付けるように、奥野氏は参院選直後の7月14日のSNS投稿で「ごぼうダンサーズの演出や楽曲はジャニーズの滝沢副社長が助けてくれました こうして名前を出すと怒られるかもしれないけど」などと綴っていた。

 ごぼうダンサーズとは、選挙中の街頭演説の際に奥野氏のスピーチの前などに完璧な振り付けで踊っていたダンス集団のことだ。

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