■超アカデミックな内容をカズレーザーが「噛み砕いて伝える」!

 同時間帯には強力な報道番組『報道ステーション』(テレビ朝日系)や、TBSの火曜ドラマ枠があるが、初回の世帯視聴率は8.2%、コア視聴率は3.8%と好成績を残した。この3.8%は、2.9%という『報ステ』の数字を凌ぐ高い数字だ。

 カズレーザーはインテリ芸人として知られており、番組内容に興味を持ったインテリ層や、普段は何となくニュースにチャンネルを合わせている層を狙い撃ちできたのでないかと考えられる。

《初めて見たけどそういう勉強してたからかもだけど思ってたよりかなり分かりやすく説明されてて全然難しくなかった》《タイトルに偽りなしで単純に知識欲を満たしてくれて面白い。フィクションとサイエンスの狭間のような話で無限の可能性を感じてゾクゾクする。》《カズレーザーさんは博識で軽快なトークの司会は最高 専門家の話も奥深く面白いです 疑問をストレートに投げ掛け…。楽しめ学べる時間ですね》

 番組視聴者からはそんな好意的な声がSNSに多く寄せられている。『月曜の蛙、大海を知る。』と比べると、「出ている芸能人」ではなく「番組の内容」についてしっかり言及している視聴者が多い印象だ。

「11月1日の『カズレーザーと学ぶ。』の2回目放送では、AIの最先端を特集。非常にアカデミックな最先端の情報だったんですが、カズさんの話をやさしく噛み砕いて伝える力が際立っていましたね。まさに同番組の内容は、“カズレーザーにどハマリ”と言えそうです。

 大スベりでの開始となった『月曜の蛙、大海を知る。』と絶好のスタートを切った『カズレーザーと学ぶ。」は、“タレント頼り”と“コンセプトの独自性”の差が、ハッキリと結果に出た感じではないでしょうか。

 川島さんもカズさんも、バラエティタレントとして腕は超一品。そこに疑いの余地はありませんが、当然のことですが、番組の成功、失敗はコンセプトと毎回の中身次第ですよね……」(前同)

 ただ、番組はまだスタートしたばかり。ここからどれだけ巻き返せるのか――。

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