■「絵面がイマイチな国内ロケ」と“やらせ問題”が直撃!

 国内でも迫力のあるお祭りはあるものの、やはり“限界”がある。たとえば今年2月6日にとりあげた「練馬大根引っこ抜き競技大会」の会場は東京都練馬区。風景にまったく特別感がない自宅近くの場所だったため、「もうここ、自宅から30分なのよ」と、露骨にテンションが低い宮川の姿があった。

「そういう背景もあり、ロッチ中岡創一(44)の『QTube』が人気を奏したり、デヴィ夫人(82)や河北麻友子さん(30)といった安定感のあるメンバーが宮川さん以上に人気になったり、ガンバレルーヤや“新出川ガール”の箭内夢菜さん(22)や横田真悠さん(23)といった若手メンバーの企画の方が、視聴者にウケている部分がありましたね」(前出のテレビ誌編集者)

 そして、宮川と「お祭り」を語るうえで避けて通れないのが、番組を窮地に追い込んだ「でっち上げ事件」。

 宮川自身に非はなかったが、2018年に『イッテQ』で宮川が挑んだラオスの「橋祭り」が、実際は存在しないお祭りだったことが『週刊文春』(文藝春秋)で報じられ、その後「現地のコーディネーターが番組のために用意したものであったのに制作スタッフが把握していなかった」ことが発覚。日テレが公式に謝罪する“事件”があった。

「その結果、お祭り企画が一時中断になったわけですが、宮川さんにとってさらに不運だったのが、“1年4か月ぶりについに祭りが再開!”と銘打って2020年3月8日にアメリカロケ、4月にイギリスロケを放送した矢先に、コロナ禍で海外ロケが今年まで2年間行なえなくなったことでした。

 それだけに、海外復活第1弾でいいところを見せて、大好評を得て、かつ良い数字を叩き出さないと、ますます存在感が低下してしまう。人気復活と“やらせ騒動”からの完全脱却、宮川さんにとって、今回のベルギーの『イェネーバ祭り』は、勝負のロケになると言えそうです」(前同)

 神輿のように「わっしょーい!」と景気の良い好結果が出るといいのだが――。

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