■井ノ原も「SMAP超えのタブー」に言及したばかり

「それだけに、今回、香取さんが滝沢さんや井ノ原さんにエールを送った姿勢を見ると、SMAP解散時、ジャニーズ退所時とは劇的に態度が変わったことがわかります。当時、そして退所後しばらく後でも、いかに盟友の井ノ原さんだとしても、現役のジャニーズタレントに対してコメントするなんて考えられないことでしたからね。

 2017年に事務所を辞めてから5年が経ち、『GINGER』での“ゼロから始める~”発言もそうですが、香取さんの中でも、ファンの思いに触れて大きく変わってきた部分もあるのでしょうね」(前出の女性誌編集者)

 一方の井ノ原も、10月15日放送の『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)で「お金がないときに食べていたもの」にまつわるトークを展開した際に、ある種「SMAP」以上に現役ジャニーズにとっては過去にタブー視されていた話をさらっと語り、ファンを喜ばせていた。

少年隊とSMAPにはかなりご馳走になってます、僕ね」

 と話す井ノ原だが、それだけでは終わらない。

「『つばめグリル』に連れて行ってもらったなぁ。(SMAPの)森(且行)くんに連れて行ってもらったんだよ」「でも森くん、『グリルつばめ』って言うんだよね(笑)」

 と、1996年にSMAPを辞めてオートレーサーに転身した森且行(48)の名前を出したのだ。

「森さんは、SMAPメンバーとは円満に別れているし、お別れ企画を『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で放送してはいたものの、ジャニーズ事務所にも内緒でオートレース試験を受験したことで、長らくその存在が“絶対タブー”視されてきました。

 SMAPメンバーがさりげなく触れることはあっても、他のジャニーズタレントが名前を出すことはゼロに等しかった。それだけに、ファンを驚かせました。

 そんな井ノ原さんが経営サイドに回ったわけですから、ジャニーズ事務所と新しい地図の関係も、以前より和らいでいくのでは……と期待したくなりますよね。

 今回の滝沢副社長の電撃退所、大活躍していたキンプリの3人の衝撃の脱退&退所、その2つはより、香取さんと井ノ原さん、新しい地図とジャニーズの“雪解け”を後押しすることになるのではないでしょうか。どの芸能プロダクションでもそうですが、今後はよりタレントファーストになっていかざるを得ない。激震が走っているジャニーズにも、また変革の波が押し寄せていきますよね……」(前同)

 10代をともに過ごした“仲間”の香取と井ノ原。当時と立場は大きく変わったが、あらためて道が交わるかもしれないーー。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4