■脱退発表の27日前、“6人”は鈴鹿サーキットにいた

 岩橋だけでなく、他の“辞めジャニーズ”の存在も関係してくる、という見方もある。

「元Love-tune、現・7ORDERですね。彼ら7人は2018年冬から2019年春にかけて全員がジャニーズを退所。そして、7ORDERを結成し、現在に至ります。シングルも発売し、アルバムはすでに2枚出しており、メディア露出も多い。11月3日に行なわれた東京・東京ガーデンシアターでの全国ツアーファイナル公演は、満員の大観衆で大盛り上がりだったそうです。

 7ORDERの面々がジャニーズ事務所を辞める際はいろいろなことが言われましたが、彼らは平野さんらと同世代か少し上。7ORDERがジャニーズを辞めても順調な活躍ができていることが、平野さん、岸さん、神宮寺さんにも響いていると見られていますね」(前出の芸能プロ関係者)

 10月9日、三重県の鈴鹿サーキットにはキンプリの5人の姿があった。同日、そこで行なわれていたのは「F1日本グランプリ」。キンプリがホンダのプロジェクト『Hondaハート』のキャラクターに起用されていることから同大会を訪れていたとみられる。そして、

「当日は、現地に岩橋さんも来ていたんですよね。岩橋さんは大のカーレース好き。それでF1を見に来ていたようですが、会場で6人は“再会”。下の座席にいたキンプリの5人が、上の客席に座る岩橋さんも一緒に映るように、ローアングルで、“6人の記念写真”を撮っていたことが報じられましたよね。

 そのとき同じ場所にいたというのは、おそらくは偶然でしょう。しかし、9万人を超える観客が入っていたなかでの特別な記念撮影。彼ら6人は何も隠すことなく、本当に仲が良い、ということですよね」(前同)

 岩橋は当日のことをインスタにこう綴っている。《「幸せ」「感謝」「大好き」今日はそんな1日でした King & Princeのみんな、ありがとう》《#岩橋玄樹 #いわち #6 #もちたんって久々に呼ばれた笑(※もちたんはキンプリメンバー内での岩橋のあだ名)》

「キンプリデビューの年にジャニーズを離れ、現在、順調な活動を送る同世代の7ORDER。そして、キンプリから先に脱退、ジャニーズからも退所し、ソロで活躍する岩橋さん。両者の自由な活動での活躍が平野さん、岸さん、神宮寺さんの心に留まっているのは間違いないでしょう。

 平野さん、岸さんはいち早く海外で活躍したいにもかかわらず、キンプリにいては、“ポスト嵐”としての期待を背負わされてしまう。少しでも早く海外に出て行きたい彼らは、40歳を手前に活動休止となった偉大な先輩グループの背中を見て、自分たちが目指すべき道はその方向ではない、と思ってしまったのかもしれませんね……」(同)

 SMAP、嵐を継ぐ国民的アイドルグループになるはずだったKing&Princeは、その日をを待たずして分裂することとなった――。

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