秋ドラ勝ち組の奈緒主演『ファーストペンギン!』に爆死視聴率の山田涼介主演『親愛なる僕へ殺意をこめて』水曜対決で明暗がはっきり分かれた脚本の違いとはの画像
※画像は日本テレビ『ファーストペンギン!』公式サイトより

 奈緒(27)主演の水曜ドラマ『ファーストペンギン!』(日本テレビ系)の第5話が、平均世帯視聴率が7.3%(ビデオリサーチ社調べ/関東地区)と堅調。一方、山田涼介(29)主演の『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)の第5話は3.9%と、同時間枠放送のドラマが大きく明暗を分けている状態だ。

 同ドラマは、山口県萩市に移り住み、縁もゆかりもない“漁業の世界”に飛び込むことになった、当時23歳で、2歳の息子を育てるシングルマザー・坪内知佳さんがモデル。NHKの朝ドラ『ごちそうさん』などで知られる、森下佳子氏によるオリジナル脚本のリアル・サクセスストーリー。

 11月2日放送の第5話は、和佳(奈緒)が発案した、“お魚ボックス”の売上は好調。その将来性を見込んで、銀行が融資をしてくれることになった。設備が整い、報酬もアップ、さらに事務員としてママ友・そよ(志田未来/29)が加わったことで、漁師たちのモチベーションは急上昇した。

 ある日、和佳が「先生」と呼ぶ相談相手・琴平(渡辺大知/32)が、「大事な話がある」と言って東京からはるばる和佳に会いに来る。琴平は、病気がちな和佳の息子・進(石塚陸翔)の担当医だったが、片岡(堤真一/58)の義理の息子であることが明らかになり……という展開。

 絶縁状態だった片岡と琴平の和解。琴平の「恋愛対象は男性」だというカミングアウト。離婚のことをごまかしていた和佳が、進に正直に向き合って真実を告白。ラストには、和佳に想いを寄せていると思われていた、永沢一希(鈴木伸之/30)の意外な告白と、見ごたえのある回だった。

  1. 1
  2. 2
  3. 3