■キャスター業は櫻井の「天職」

 現在のメインキャスターである有働は人気と実力を兼ね備えた人物ではあるが、それを上回るレベルで櫻井の視聴者人気は高い。

 11月1日に『NEWSポストセブン』はそれを理由に「現在、毎日出演する有働さんの出番を減らして、代わりに月曜のみ出演中の櫻井さんをメインにするという動きがある」と報じている。「え、本当ですか……聞いていないです」と、直撃取材に有働はコメントしていた。

「櫻井さん自身もノリ気だといいます。これまでは嵐の仕事もあったし週1のキャスターでしたが、今はグループは活動休止中ですからね。もともと、櫻井さんがキャスターに興味を持ったキッカケも“嵐や自分の芸能人生そのものがここまで長続きすると思っていなかったから”ということですからね」(前出の制作会社関係者)

 2016年放送の『櫻井・有吉THE夜会』では、「25歳の時にはもう(嵐も芸能界にいることも)なくなってるだろう」と考えていた20歳ごろ、櫻井は「この世界で生き残るとしたら何か」を考え、キャスター業を「事務所でやってる人いないな」と思いついたという。「数いるタレントさんとか芸人さんを回すことはできないけど、だれかにじっくりインタビューするというのはむしろ好き」というから、「天職」を見つけられたということなのかもしれない。

「櫻井さんをメインキャスターにする、と言ってもすぐにできるほど簡単なことではありません。キャスターは経験がものを言う仕事ですし、そういう意味では、国民的アイドルとして超多忙だった櫻井さんの取材経験は十分なものではないでしょう。また、生放送時の緊急対応などもある。もちろん、局アナも一緒に出演するでしょうが、大きな災害などが起きた際は、正しく対応できないと大変なことになりますからね。

 NHKから“移籍”してきて4年が経つ有働さんは今、脂が乗り切った状態。有働さんとともに数年間キャスターをやって、徐々に“引き継ぎ”が行なわれていくのではないでしょうか」(前同)

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