■なにわ男子は「TOKIOの育ての親」の“スペオキ”

 脱退&退所の岸が『DASH』から離脱し、なにわ男子の番組登場が増えそうなことには、なにわ男子と、番組の主役・TOKIOの「関係性」も影響してくるという。

「なにわ男子は、ジャニーズのトップ・藤島ジュリー景子社長の寵愛を受けている“ジュリー案件”のユニットで、ジュリー社長はTOKIOについても“育ての親”と呼べる存在。株式会社TOKIOの “代表取締役”も、名義はジュリー社長ですからね。

 そういう意味で、『DASH』はゴリゴリのジャニーズ中枢の番組。辞めていく岸さんに『DASH』での仕事が振られることはなくなり、今後、彼に代わってなにわ男子の出番が増えていくのは自然な流れでしょう。

 なにわ男子については、Jr.時代の2020年10月から1クール前提とはいえ、地上波の冠レギュラー番組『なにわ男子と一流姉さん』(テレビ朝日系)をやらせたり、やはり猛プッシュされているのが見て取れます。ジュリー社長の“スペオキ=スペシャルなお気に入り”というのは、業界内やファンの間でも有名な話ですね」(女性誌編集者)

 なにわ男子の藤原は、キンプリの平野が後ろの髪をバリカンで散髪してくれたことを「なにふぁむとティアラさん、めっちゃ羨ましいでしょ?」と7月23日にラジオ『なにわ男子の初心ラジ!』(ニッポン放送)で明かしているほか、“1”をテーマにした座談会企画を11月7日発売の『POTATO』(ワン・パブリッシング)で行った際に、

「“1”といえばKing&Princeの『ichiban』 がめっちゃ好き。やっぱ頭に残るよな」

 と話していたりと、キンプリとの関係性は良好だ。

 今後、『DASH』で岸の後任を任されていきそうななにわ男子。だが、「不安要素」もあるという。

「1つは、『DASH』は普通のバラエティ番組とは毛色が違うため、初登場回で極端にオーバーなリアクションをとったりしたのが“わざとらしい”“番組のノリにあわない”などと視聴者から不評だったことですね。彼らは関西人だから、番組を大いに盛り上げようとしたのでしょうが。

 もう1つは、これはなにわ男子が悪いわけではないですが、11月13日に行なうと見られる『100コギ企画』が、自転車を坂で無理やり下ったり危険な場面も多いため、前回8月に放送した際に“今の時代のコンプラにそぐわない”“ふつうに危ない”と、やはり視聴者に苦言を呈されていたことです。

 今後、出番が間違いなく増えていきそうな彼らなのに、岸さんの脱退&退所が発表された直後の放送回で、また好感度が落ちるリスクがある、ということですね」(前同)

 これから『DASH』での出番が増えていくであろうなにわ男子。上手いアジャストを見せて、視聴者に受け入れられることを願うばかりだ。そして、真っ直ぐで一生懸命、圧倒的なピュアさから多くの視聴者から愛された岸は、いつまで『DASH』その雄姿が見られるのだろうか――。

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