■「笑点」三遊亭円楽さん亡き後の後継者は?

 そんな『笑点』も激動が続いている。

「三平師匠が『笑点』を降板してから、9か月後の9月30日に三遊亭円楽さん(没72)が亡くなりました。これは落語界としても、『笑点』としても大きな損失に。しかし、亡くなってから2か月が経とうとしているにもかかわらず、後任はまだ発表されていません」(芸能誌記者)

 三平が降板した際には事前に申し出ていたため、降板1か月後の1月23日には後任に桂宮治(46)の起用が発表された。

「宮治師匠は、年収1000万のサラリーマンを辞めて、31歳で落語家になったという異色の経歴や高い実力から、業界や落語ファンには有名人でしたが、それ以外の一般層からするとそこまでの知名度はありませんでした。ですが、三平師匠の反省からか実力で選ばれ、現在ではすっかり笑点メンバーとして頭角を表しています。

 現在では司会を務める春風亭昇太師匠(62)が笑点メンバーに就任した際には、当時46歳という若さでも注目を集めましたが、三平師匠や宮治師匠は45歳でメンバー入りを果たしています。そうした近年の新メンバーの傾向から、円楽師匠の後任も“実力派の若手”を起用し、番組の活性化を図るのではないかと噂されています」(芸能誌記者)

 三平は、ラストとなった2021年12月26日の放送で、「この5年半、一度も座布団10枚を取ったことがありません。ですから、表に出て自分のスキルを上げて、座布団10枚を獲得するためにも勉強し直してまいります。体を鍛え、心を鍛え、芸の幅を広げて、いろんな経験をして戻ってまいります。本当にありがとうございました」と挨拶。

 放送後、自身のツイッターでも「笑点を離れる事になりました。若手として元気に頑張ったのですが実力不足と理解しております」と切り出し、「番組の最後に、また戻ってきますとは言ったものの、そんなに簡単な事ではないのも承知しています。落語に限らず様々な経験を積み、勉強し直したいと思います。引き続き応援よろしくお願い致します」とコメントしている。

「三平師匠は、あくまでも降板した理由は“武者修行のため”と話しており、今後また『笑点』への復活を匂わせています。また三平師匠の笑点入りをバックアップしたと言われている母・海老名香葉子さん(89)は、今年2022年1月5日発売の『週刊文春』(文藝春秋)で直撃取材を受けた際には、“卒業じゃないですね”と話し、“降りたわけでもございません”とコメントしていました。

 なので、現在はまだ武者修行中だとは思いますが、いずれ三平師匠は笑点メンバーとしてまた復活するのでは、という意見も根強いんです」(芸能誌記者)

 今年で番組開始から56周年となった笑点。果たして、次なる笑点を担うメンバーは誰になるのか注目が集まるーー。

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