■『silent』が『紅白』コラボに最適な2つの理由

シン・ゴジラ』や『ヱヴァンゲリヲン』などが記憶に新しいが、『紅白』は無礼講と言わんばかりに民放局だろうが映画だろうが、その年の流行りものはガッツリとコラボをする傾向にある。

 ドラマ『silent』の場合は、社会現象レベルの大ヒットを記録しているだけでなく、「出演者がNHKや『紅白』と縁のある人ばかり」「“手話”“難聴”といった福祉をしっかりと描いている」という観点からも、コラボにうってつけの作品なのだ。

「まず、『silent』の主題歌『Subtitle』を歌うOfficial髭男dismと、篠原さんの“息子”である目黒さんが所属するSnow Manも、今回の『紅白』に出演します。

 Official髭男dismが歌う横で、目黒さんと篠原さんが親子で手話を行なう姿などは拝めそうですよね。

 そして、『silent』でヒロイン役の川口さんは2021年末の『紅白』司会だったし、今年もNHK連続テレビ小説ちむどんどん』で主人公の姉役で出演していた、NHKと非常に深いパイプのある女優です。『ちむどんどん』も絡めてゲスト参加なども十分にありそう」(ワイドショー関係者)

 さらに、『silent』で手話教室の講師として風間俊介(39)が出演しているが、風間は現実でもNHKの福祉情報番組『ハートネットTV』で、2012年から現在に至るまでレギュラー出演をしている。

 風間自身、こうした福祉に携わってきたことについて、

《出演のお話を聞き、長く福祉の仕事に携わらせていただいているので、手話で話す役ができることがとてもうれしかったです。ドラマは、物語はもちろん、見てくださる方が題材に興味を持ってくれることが多々あります。多くの方がこの物語を好きになり、手話を好きになってくれたらこんなにうれしいことはないですね。》

 と、『silent』の出演発表時コメントしていた。

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