沢口靖子も「首筋が寒い」!?テレ朝、高橋英樹・片岡鶴太郎の「2大ミステリー」“バッサリ打ち切り”でヒリつく「コア視聴率1.5%」惨状『科捜研の女』!の画像
沢口靖子

「もっとも刑事ドラマの印象が強いテレビ局は?」と聞かれ、多くの人の頭に浮かぶのはテレビ朝日ではないだろうか。『相棒』を筆頭に、数多くの人気シリーズが長寿化しているが、残念ながら年内にテレ朝の“2大ミステリー”が終了することが発表された。

片岡鶴太郎さん(67)が牛尾刑事を演じる『終着駅シリーズ』と、高橋英樹さん(78)演じる『西村京太郎トラベルミステリー』が、それぞれ12月22日、29日に“ファイナル”を放送し、歴史に幕を閉じます。

『終着駅シリーズ』は1990年に露口茂(90)主演で誕生し、95年に片岡さんに引き継がれて今年で32年。『トラベルミステリー』は、三橋達也さん(享年80)と愛川欽也さん(享年80)のタッグで1979年にスタートし、途中で高橋さんと高田純次さん(75)にそれぞれキャストが交代。43年の歴史あるシリーズでした」(テレビ誌編集者)

 このところ、テレビ朝日は路線変更やキャストの高齢化の影響で、ミステリードラマや刑事ドラマが終了しつつある。

 1999年から多くのミステリードラマが放送されてきた「木曜ミステリー」は今年9月で終了。

 11月現在、「season21」が放送中の『相棒』シリーズは、主演の水谷豊(70)が「“最後”は亀山君(寺脇康文)を迎えたいと思っていたんですが、なかなか終わらない。もう我慢できない、今呼ばなければもうダメだと思った」と、10月9日に大阪府堺市で開催された『相棒コンサート―響―』でコメントしたのを筆頭に、たびたびシリーズの完結を匂わせる発言をしている。

「現在のテレビ各局は世帯視聴率ではなく“13~49歳”に的を絞ったコア視聴率を重視しているものの、テレ朝の刑事ドラマは基本的にシニア向け。“コアは低いけど、世帯視聴率は良好”という感じにあります。そしてテレ朝は、民放キー局では唯一、コアだけでなく世帯も取りいっている局なんです。

 しかし、今回の“2大ミステリー”終了を見ると、テレ朝がシニアには人気で世帯視聴率は取れる作品を終わらせる動きをしているようにも見える。今回の2つの長寿ドラマの終了で、あらためて『科捜研の女』も尻に火がついたかもしれないですね……。枠移動後の低空飛行ぶりを考えると、なおさらです」(制作会社関係者)

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