■高視聴率回がまさに“パワハラ演出”のオンパレード回だった

 今年9月4日に放送された回は、出川哲朗(58)がリーダー、河北麻友子(30)が出川ガールたちの“回し”を担当する『出川女子会』を行なう予定だったのが、2人とも急病になってしまい、急遽『デヴィ女子会』に変更。

 夫人と一緒に参加したのは、堀田茜(30)、谷まりあ(27)、箭内夢菜(22)だった。

「進行を任せられる2人が欠席したせいで、若干のグダグダ感もありましたが、ドバイロケは結果として大盛り上がり。業界が最重要視している“13~49歳”に的を絞ったコア視聴率も、驚異的な9.1%を記録していました。

 ただ、この回でのデヴィ夫人の言動は、劇中でもネタにされていましたが、完全な“パワハラ案件”だったんです」(前出の制作会社関係者)

『デヴィ女子会』で、夫人は罰ゲームとはいえ「他メンバーはバーベキューなのに1人だけ夕食がポップコーン」という仕打ちを受ける。これに「食べなさい私の前で」と他メンバーたちが肉を食べる姿をじっと見つめる“食えハラ”を行なったが、それだけではない。

 同じく罰ゲームで、1人だけ「通気性最悪のテント」に宿泊することになった夫人はスタッフに激怒。さすがに「82歳の方にはキツイと思います」(箭内)と、理不尽すぎる罰ゲームに“出川ガール”らも難色を示したのだが、ここで夫人は「ひざまずいて」「こんなバカみたいな案を作ってきた……これは本当に人道に反します」とスタッフに土下座をさせたのだ。

「もちろん、バラエティ的なギャグのシーンだし、あまりに理不尽すぎるチャレンジをさんざんやらされてきた“前フリ”もあった。

 スタジオもバカ受けだったし、出川ガールも一方的にやられたわけではなく、おあいこな雰囲気も出していましたが、やはりリアルで裁判沙汰までになったトラブルがあると、純粋に楽しめなくなりますよね。当然、制作サイドも今後、“パワハラ”を連想させるイジリはできなくなるのではと」(前同)

 同様の理由で、出川が苦労することになる可能性もあるという。

「ふだん、デヴィ夫人は出川さんと2人1組でいろいろな場所を訪れる『諸国漫遊記』を担当していますが、夫人がホテルの赤いシミを“殺人現場”呼ばわりしたり、過去に“熱湯風呂”が実はぬるま湯だったことなどを話したりなど、夫人が一線を越えかけると、出川さんが“黙れ!”“やめろォ!”“いい加減にしろババア!”と、キレ芸で諫めるのがお約束です。

 しかし、夫人が“言われる側”とはいえ、パワハラ裁判で罵詈雑言を言い放ったと話が出ているわけで、こちらも今後やりづらくなってしまうのではないでしょうか……」(同)

 11月27日放送の総集編企画『イッテQアワード』の予告映像でも、尺のほとんどが夫人に割かれており、もはや番組の顔となっているデヴィ夫人。この『新潮』報道が、なにも影響しなければいいのだが……。

  1. 1
  2. 2
  3. 3