■かいばしらイチオシ!3つのJホラー作品
かい「そうですね。上級者に限らず、ホラー映画として、とにかくオススメなのが、ジェームズワン監督の『マリグナント 狂暴な悪夢』です。伝説のスプラッター映画『ソウ』を撮った監督でもあります」
ゆま「あ~!『ソウ』は、めっちゃ怖かったです」
かい「ジャームズワン監督は『ソウ』で大ブレイクした後、『ワイルド・スピー SKY MISSION』や『アクアマン』などアクションやヒーローものの大作映画を次々製作して、今やハリウッドを代表する映画監督になりました。ゆえに、もうホラーは撮らないのでは? と言われていたんですが、まさかの原点回帰!」
ゆま「へえー。戻ってきてくれたんですね!」
かい「そうなんです! これだけでもホラー好きとしては感動する話なんですが、内容も斬新で、めちゃくちゃ怖い。ハリウッド映画で学んだ手法を存分に取り入れた自主映画的な作品で、これまでのホラー映画とは一線を画していますね。本当にオススメです」
ゆま「見たい映画がどんどん出てきて、どれから見ていいのか、困りますね」
かい「はい。ただ、僕としては日本のホラー映画もオススメしたいです。正直、最近は“Jホラー”が、いまいち盛り上がっていないんです。予算の少なさや、撮影場所の制限などが理由に挙げられるんですが、それでも僕はJホラーを、もっと大勢の方に見てもらいたいんですね」
ゆま「日本のホラーには、独特のジワジワ迫る恐怖がありますもんね」
かい「そうなんです。先日公開された映画『カラダ探し』も深夜の学校を舞台に、バラバラにされた少女の体を見つけ出すホラー作品で、麻美さんの好きなグロテスクなシーンも多いです」
ゆま「おおっ! 面白そう」
かい「一方、『貞子DX』はホラーでありつつ、コメディ要素も強くて、今の若い人たちに見てもらいたいという製作サイドの意気込みを感じる作品です。あとは、白石晃士監督の『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』もオススメで、こちらは“フェイクドキュメント”。ドキュメンタリー形式のホラーで、まるで恐ろしいニュース映像を見ているようなリアルさがあります」
ゆま「いやあ、ありがとうございます。見たいと思える映画ばかりで、ホラー好きには最高の対談でした」
かい「僕も楽しくて、つい熱く語ってしまいました。楽しかったです。ありがとうございました!」(おわり)
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