■連続ドラマで世界に出る?

 また、役者としての覚悟を問われると、佐藤は「覚悟を決めたり、決断したことはない」としつつ、「明確な夢みたいなものを今、初めて持っている」と告白。「日本のエンターテイメントを世界に、具体的に言うとアジアに持っていきたい」が、「自身が海外の作品に出たいわけではない」という。

 続けて、「日本で作っている日本語の作品を、もっと世界中の人に見てもらえるようにしたい」と主張。佐藤は世界で見られている韓国ドラマが、自分たちの可能性を示してくれたとし、「僕は、(世界進出の)最初はドラマな気がしていて、映画はそのあとのような気がしてる」と語った。

 そして、カルチャーが世界に広がっていくとき、必要なのは“人間”であり“スターの存在”だと言うと、フィギュアスケートの羽生結弦選手(27)が、世界的な人気になっていったときと近いと説明。「まず、やらないといけないことは、日本人初のアジアンスターを誕生させること」だと発言した。

 さらに、佐藤は「そのために僕が思う方法、一番の近道は、いい役者がいい役をやること、かつ、映画より連続ドラマじゃないかな? そっちのほうが、“人”を愛してもらいやすいんじゃないかって気がしていて、なんとなく、そんなことを考えている」と、世界進出へのプランを真摯に語っていた。

「世界進出を映画ではなく、連続ドラマでというのが驚きましたね。韓国ドラマ『イカゲーム』などが世界中でヒットしたことが影響していると思いますが、かなり踏み込んでいて、佐藤自身が考え抜いたプランのようです。また、アジアンスターを誕生させる必要性も説いていることから、佐藤がプロデュースにまわる可能性も高そうですね」(芸能関係者)

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