日テレ『THE W』の“足し笑い“SEに違和感「スタッフの主観?」「やっぱり今年もか」「コンテンストなのに」と指摘する声の画像
優勝した天才ピアニスト ※画像はTHE W 女芸人No.1決定戦ツイッターアカウント(@the_w_ntv)より

 12月10日、女性芸人の中から一番面白い“笑いの女王”を決定する『女芸人No.1決定戦 THE W 2022』決勝戦(日本テレビ系)が放送された。

 今回、過去最多となる735組の中から、優勝に輝いたのは天才ピアニスト。2016年結成、NSC大阪校38期出身で、吉本興業大阪本社に所属する竹内知咲(30)とますみ(35)によるコンビ。今年5月20日、『NHK上方漫才コンテスト』で優勝。昨年の『 THE W』では準優勝だったが、今回は見事に雪辱を果たした。

『THE W』のこれまでの優勝者をみると、現在も大活躍中の女性芸人が名を連ねている。

 実力者揃いの中から優勝した天才ピアニストは賞金1000万円と、日本テレビ系の人気番組への出演権を獲得。これを機に、これからバラエティ番組で活躍してくれそうだ。

 一方で、番組の演出に対しては疑問視する声も聞こえてくる。

■今年も“足し笑い”の演出が……

「昨年は“優勝はAマッソだろ”という声がネットで上がり炎上しましたがが、今回の天才ピアニストは見事でした。彼女たちの優勝に疑問の余地はありません。ただ……」

 こう語るのはお笑い関係者だ。

「やっぱり今年もか、という印象も受けてしまいました。『THE W』は、芸人のネタにリアルタイムで『笑点』に使われているような“笑い声”が足されるんです。バラエティ番組では定番の手法ですが、各出場者の印象を左右してしまいます。いわゆる“笑いどころ”とピントがずれた場所で笑い声が足されるシーンもありました」

 実際、ネット上では「また笑い足したりしてる?ずっと引っかかってる 気のせいならいいけど」「W特有の拍手笑いちょい足し演出でウケてる風やったけど、シンプルに紅しょうがはスベってたのでは?ヨネダ2000の方が面白かったのになー。」「やっぱり笑い声足してるよね?スタッフの主観で強めに足したり少なめにしたりしてない?」「笑い足し邪魔」などの声が上がっている。

「『THE W』は、初回となる2017年から毎回、“足し笑い”が指摘されています。『M-1』、『R-1』、『キングオブコント』などのお笑いコンテストは、その後の芸人の人生を左右する大会。少しでも盛り上げたいという演出サイドの意図なのでしょうが、視聴者の興ざめを誘ってしまうのでは本末転倒。公平に審査するという面からも、“足し笑い”は必要ないでしょう」(前出・お笑い関係者)

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