■「極妻」に小池栄子を推薦する声?

 さらに、この小池への絶賛は別の形でも話題に。

「今回、小池さんが演じた“政子の演説”を見た視聴者からは、1979年に放送された大河ドラマ『草燃える』で女優の岩下志麻さん(81)が演じた、北条政子の演説を思い出す、という人が多かったようです。

 岩下さんと言えば、1986年〜1998年に代表作である『極道の妻』シリーズでヤクザの妻を演じ、ドスの効いた迫力ある演技は日本映画史上に燦然と輝いている。そのためネット上では

《小池栄子は極妻の主役できそう》
《もしやるとしたら岩下志麻のポジションは小池栄子になっていくのかなという感じがする》

 と、極妻の後任として小池さんを挙げる声までありました。

 そんな岩下さんの政子もすばらしかったですが、小池さんの政子は、脚本を務めた三谷幸喜さん(61)らしい人間味溢れる姿に感動する声が続出していました。」(前同)

 小池は今回の“政子の演説”について「三谷さんが書かれたセリフの内容自体が、すごく無理なく政子の言葉だなという気がして、全部腑に落ちてたんですよ。それが尼将軍という立場になった私からの上からの言葉じゃなくて、“みんなと一緒にいるんだよ”という目線の言葉、あと姉であるという言葉にすごく温かみを感じる演説だった」と語り、さらには演説ではあるが「訴えかけるではなく伝える」ことを大切にしたという。

 しかし、そんな小池も演じている最中には「涙が出そうになる瞬間があった」と話し、政子に成り切っていたことを明かしていた。

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