■洋画の吹き替えの演じ分けで意識していることは?

山路和弘さん

――洋画ではジェイソン・ステイサム、アル・パチーノ、ゲイリー・オールドマンなど多数の俳優さんの吹き替えを担当されていますが、演じ分けで意識していることはありますか?

 自然に変わっちゃうんでしょうけど、ジェイソン・ステイサムは声が似てるらしくて、それが楽っていうだけですね。

 いろいろ咳とか、それから叫びとか、そういうのはジェイソン・ステイサムのまんま。そうすると自分で区別がつかなくて、“これ自分が入れたのか、入れたんじゃないのか”ってのはありますね。

■プロフィール
山路和弘(やまじ・かずひろ)
1954年6月4日生まれ、三重県伊賀市出身。1979年、劇団青年座に入団。俳優、声優、ナレーションなど幅広く活躍。2010年度第36回菊田一夫演劇賞の演劇賞を受賞。2017年度毎日芸術賞を受賞。また、2021年3月、第15回声優アワードで外国映画・ドラマ賞を受賞している。吹替の担当俳優はジェイソン・ステイサム、ウィレム・デフォー、アル・パチーノ、ゲイリー・オールドマンなど多数担当している。

■公演情報
劇団青年座 第250回公演『時をちぎれ』
作:土田英生
演出:金澤菜乃英
2023年1月20日~29日(※23日は休演日)
東京芸術劇場 シアターウエスト
公式サイト:http://seinenza.com/performance/public/250.html

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