飛散量は昨年の2倍!国民病を撃退!美人女医が厳選する「花粉症に効く!」冬のホッカホカ缶飲料TOP10の画像
石原新菜医師

 鼻がムズムズ、目がかゆい……。“憂鬱な春”の訪れが、間近に迫っている。

「昨夏は日照時間の長かったことが影響して、今年の花粉飛散量は、関東甲信・東海などで、昨年比2倍と予測されています。また、スギ花粉は2月上旬から本格的に飛散する見通しです」(全国紙生活部記者)

 今や、国民の約4割が悩んでいる花粉症。毎年のこととはいえ、何か良い対策はないものだろうか。

「花粉症は免疫機能の誤作動で引き起こされるので、体の免疫を整えるための栄養素を取るのが一番。寒い冬の味方である、自販機のホット飲料なら、それが手軽にできます」

 こう話すのは、食事療法に詳しい『イシハラクリニック』(東京都江東区)副院長で、内科医の石原新菜氏。そこで今回は、同氏が厳選した、花粉症に効くホットの缶やペットボトル飲料を紹介しよう。

■腸内環境を整えるなら!

 まず、今すぐに始めたいのが、体の免疫細胞が多い腸内環境を整えること。石原氏は、「花粉症のシーズン前から取り組むことで、効果を発揮する」と強調する。

 そこでオススメが『1本でしじみ70個分のちから おみそ汁』(永谷園)だ。

「発酵食品のみそは、腸に良い菌が豊富です。また、しじみの『オルニチン』が肝機能を高めて、アレルギー症状の原因となる『ヒスタミン』の分解を促してくれます」(石原氏=以下同)

 同じく、腸に良いオリゴ糖を取れるのが『月桂冠の甘酒』(月桂冠)だ。

「酒かすに含まれる『GABA』がストレスを緩和するので、目のかゆみなどのイライラも抑えます」

■症状を抑えてくれる栄養素

 そして、花粉症シーズンに入ったら、症状自体を抑えてくれる栄養素を補給すべし。その点、『ボス 無糖・ブラック』(サントリー)などの無糖コーヒーが理想的だという。

「コーヒーに含まれるポリフェノールの『クロロゲン酸』には抗酸化作用があり、免疫機能を正常にして、鼻炎や目のかゆみなどアレルギー症状を抑えます」

 ただ、牛乳に含まれるタンパク質「カゼイン」や、砂糖などの甘いものは、アレルギー症状を誘発するので要注意。無糖を選ぼう。『午後の紅茶 おいしい無糖』(キリン)などの紅茶類は、花粉症対策に加えて、新型コロナの感染予防にもなるので一石二鳥だ。

「紅茶に含まれるポリフェノール『テアフラビン』などの成分は、花粉症のアレルギー症状を抑えるだけでなく、インフルエンザウイルスの感染力を99・9%無力化すると分かっています。新型コロナにも効果があるようなので、ぜひ」

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