■ゆまチンが教わった志村流ツッコミ術!

レ「ありがとうございます。特に麻美さんは、志村さんの舞台『志村魂』にも出演されていましたからね。実際、志村さんと交流されている方に、そう言ってもらえると、本当にうれしいです」

ゆま「こんなにもそっくりなのに、レッツゴーさんは志村さんにお会いされたことがないんですよね?」

レ「はい。だから、志村さんと一緒にお仕事されていた方には、思い出のエピソードなどを教えてもらいたいんです」

ゆま「思い出のエピソード……。たくさんありすぎて、何から話せばいいのか分からないけど……今、真っ先に浮かんだのが、『志村魂』に出させてもらっていた頃のこと。志村さんから“ゆまちゃんはもう少し、ツッコミがうまくなればいいのにな”と言われたことがあったんです。その後、みんなで食事に行ったとき、志村さんが私の隣に座って……メニューを“逆さ”にしながら見ていて(笑)」

レ「ああ、なるほど(笑)。そうやって、ツッコミの練習をさせてくれていたんですね。すごい」

ゆま「はい。そういうお茶目なところはたくさんあって、移動中のバスの中で、志村さんは寝ないんです。ずっと外を眺めて、音楽を聴いていて……。正直、志村さんが寝てくれないと、他の人もなかなか眠れないじゃないですか(笑)」

レ「そうですね」

ゆま「でも、私はウトウト寝てしまって。ハッと目が覚めたら、私の隣に志村さんが座っていて、ニヤニヤしていたり(笑)」

レ「面白いです。そういうテレビでは分からない、志村さんの一面を、もっと知りたいんですよね」

ゆま「レッツゴーさんのモノマネって、ふだんの志村さんが“言いそうな言葉”ばかりなんですよね。テレビでは言っていない言葉もたくさんあって。思考まで、モノマネされているんじゃないかと思うぐらい」

レ「それは、雑誌のインタビュー記事などを読んで、志村さんの“考え方”を知ろうとしているからだと思います。ちなみに、このコーナーで、麻美さんと志村さんが対談されている記事も全部、目を通しています」

ゆま「ええ〜!? ほんと、研究熱心なんですね」

レ「というか、単純に大好きなんですよね。志村さんはもちろん、昭和が好きなんです。昭和に流行ったコントや音楽などは、今の流行りよりも、ずっと人情みがあって、深みもあって、心にグッと残る温かみもあるんですよね」

ゆま「私も昭和は好きですけど……レッツゴーさんって、私よりも年下ですよね」

レ「はい。今、33歳です」(次号につづく)

れっつごー・よしまさ 1989年5月17日、埼玉県生まれ。太田プロダクション所属。志村けんのモノマネで大ブレイク中。レパートリーは、ザ・ドリフターズメンバーや小林幸子、美川憲一、沢田研二など多数。ユーチューブチャンネル『レッツゴーよしまさ』も大人気。

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