■昭和世代もうなずく憧れのアイドルとは
レ「昭和歌謡って、作詞家、作曲家に、ちゃんと専門家がいたんですよね。それこそ、人生経験豊富なオジサンたちが作っているから、深みがあるんです。最近の歌は“愛してる”という言葉も簡単に使いますけど、昭和歌謡はもっと遠回しに、情緒的に愛を表現しているんですよね。そういう世界観に、僕はグッとくるんです」
ゆま「いいですねー。レッツゴーさんの昭和愛がすごく伝わってきます。もしかして、好きなアイドルも?」
レ「はい。一番好きなアイドルは、南野陽子さんです」
ゆま「おおおっ! 志村さんの舞台『志村魂』でも、ご一緒させていただきました!」
レ「そうですよね! 実は僕、そのとき、南野さんの楽屋にあいさつしに行っているんです。写真も一緒に撮ってもらえて、本当にうれしかったですね。だけど、残念ながら志村さんには会えなくて……」
ゆま「ええ……(笑)。こんなに好きで、モノマネまでされているのに」
レ「はい……会いたかったです。でも、志村さんのモノマネをしていたおかげで、こうやって麻美さんにも会えました」
ゆま「私のことは……ご存じでした?」
レ「何をおっしゃっているんですか。僕らの世代の大スターじゃないですか! 僕は昭和歌謡も大好きですが、『恵比寿マスカッツ』の大ファンで、ライブにも行ったことがあります」
ゆま「ええ!?」
レ「野音(東京・日比谷野外音楽堂で行われたライブ)にも行きました」
ゆま「野音!? 私がやらかしたやつじゃないですか! 当時、私はリーダーで、みんなに“絶対にこけないでよ、サンダルは大丈夫?”って注意していたのに、私が冒頭の曲で盛大にズッコケる、という……」
レ「アハハ。すごく楽しかったです」
ゆま「もう〜。マスカッツのファンだったなら、最初に言ってくださいよ〜」
レ「言っていいのかどうか、迷っていました」
ゆま「とにかく、今日は本当にお会いできてよかったです。正直、志村さんが亡くなってから、今日の今日まで、向き合えなかったんです。ショックが大きすぎて……。でも、今日、こうやって志村さんのお話がたくさんできて、ようやく向き合えた気がします」
レ「(志村さんのモノマネで)いや、こちらこそ、ありがとうございました。やっぱり、お客さんの反応があるから、舞台はいいんですよね」
ゆま「やめて〜。また、泣いちゃうから〜!」(おわり)
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