■盗塁もすごい!
ちなみに今季の大谷は、走塁意識もすこぶる高い。
エンゼルス全体の盗塁数「25」に対して、大谷は一人で「7」と、チーム一の韋駄天ぶりも発揮する。
「昨季、後半戦はわずか1盗塁でしたが、今季はベース拡大の恩恵も受けて、三盗も2度決めている。先発投手で達成すれば、史上初のサイクル安打も、まだまだチャンスはありそうです」(同)
■ヤンキース、メッツ、ドジャースが最有力
一方、そうなると気になるのが、今オフでFAとなる彼の移籍争奪戦だ。
関係者にアンケートを実施した現地報道では、11年総額6億500万ドル(約845億円)などの巨額契約も取り沙汰されている。
「いずれにしても史上最高額の大型契約となるのは間違いない。となると、やはりヤンキース、メッツ、ドジャースの3球団が最有力。大穴は鈴木誠也が所属するカブスで、資金力は潤沢。もちろん現時点では残留という選択肢も、まだ残されていますけどね」(同)
流出阻止の最低条件は、白熱のポストシーズン争い。エンゼルスが大谷に対し、どれだけの“本気度”を見せられるかすべては、今シーズンの戦いぶりにかかっているようだ。