名実ともに、ベーブ・ルース超え。
我らが大谷翔平(28)が、米大リーグ専門局に「現役No.1選手」として、2年連続で選出された。
大谷が、現役最高の選手であることに異論の余地はないが、もはや、“史上最高の選手”として推す声も少なくない。
■三冠王も!
「とりわけ自身5度目の週間MVPに輝いた6月12日からの1週間は、打率4割3分5厘、6本塁打、12打点と打者で大爆発。現在、本塁打と打点はリーグ単独トップです(28日現在)。3割近くにまで上げた打率もトップ10入りと、三冠王も射程圏内に捉え始めています」(スポーツ紙大リーグ担当記者)
仮に三冠王となれば、45年ぶりに達成した2012年のM・カブレラ(当時タイガース)以来の大快挙。
その実現に、リアリティを感じさせるあたりにも、今季の大谷のすごさがある。
大リーグ評論家の福島良一氏によると、新たなタイトルに手が届く可能性もあるという。
■新たなタイトルを
「本塁打&打点の二冠王と、現在3位につける最多奪三振を合わせた“投打三冠王”が誕生する可能性もあります。さらに、彼の通算奪三振率は11.48。投球回の影響で、単純比較はできませんが、これはR・ジョンソンやN・ライアンといった大投手をもしのぐ圧倒的な数字です」
ライアンと言えば、通算7度、同じエンゼルスに所属した70年代だけで4度のノーヒットノーランを達成した“生ける伝説”。そんな“伝説超え”の記録は、まだある。本拠地エンゼルスタジアムにおける、投手・大谷の“無双”ぶりだ。
「地元局によれば、先週までの大谷のホームでの通算被打率1割8分6厘は、記録が残る45年以降に35先発以上した投手の中でも歴代3位。トップが1割7分4厘で現役のF・ペラルタ(ブルワーズ)ですから、今後、逆転もありえます」(前同)