この秋、携帯電話各社が活発な動きを見せている。

「9月から、auは、指定の決済サービスを使うと割引になる『マネ活プラン』をスタート。また、ドコモが、指定のスマホを24回払いで購入し、2年以内にスマホ端末をドコモに返却すると、残額の支払いが免除される『いつでもカエドキプログラム+』を始めました」(生活情報誌記者)

 ただ、こうしたキャンペーンの中身を精査すると、庶民に、さほど恩恵がなさそうなものも見受けられる。

「auは系列のクレジットカードの入会や銀行や投資の口座の開設が求められますし、ドコモも高額な最新機種にどんどん代えていくような“小金持ち”向けのサービスです」(前同)

 では、本当にお得な秋の新プランは何なのか。今回、スマホ料金の見直し相談を専門に行う『携帯見直し本舗』(東京都)の鮎原透仁代表に協力してもらい、最新プランを比較。本誌が読者にオススメできる使い方別の鉄板プランを紹介しよう。

■IIJmIoの格安SIMや楽天モバイル

 まず、通話が中心なら格安SIM会社『IIJmIo』(5ギガプラン・月額990円)がいい。

「聞きなじみがないかもしれませんが、実は、30年以上続く老舗の通信会社です。大手家電量販店などにある店舗ブースで契約できますし、通話の電波も安定しています」(鮎原氏=以下同)

 また、8月に契約者数500万人を突破したと話題の『楽天モバイル』(Rakuten最強プラン・3ギガ・月額1078円〜)は、専用の無料通話アプリを使えるのが強みだ。

「そのアプリを使えば、国内通話はかけ放題です。ただし、電波が不安定なのが弱点ですね」

 続いて、ネットで動画をよく見るという人は、自社通信網があり、電波が安定している、楽天以外の大手キャリア3社(ドコモ、au、ソフトバンク)系列のブランドを選ぶべし。

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