■第3位は高知県『つがにそば』
第3位は、『つがにそば』(高知県・道の駅633美の里)。聞きなじみのないグルメと侮るなかれ。実は知る人ぞ知る、高知の秋の名物なのだ。
「高知の山奥から湧き出る清流で育ったモズクガニ、通称“つがに”の身とカニみそでだしを取った、濃厚なツユが楽しめる、ご当地そばです。高知の特産品であるユズの風味も効いていて、後味が爽やか。運転で疲れた体に、じんわりとしみます」(前出の平賀氏)
また、道の駅633美の里は、グルメだけでなく、ドライブの目的地としても魅力的なんだとか。
「“そらやま街道”と呼ばれる国道194号線が道の駅の脇を通っていて、日本名水百選にも選ばれた、石鎚山のうちぬき水の水くみ場や、無料の一般道路としては国内最長の寒風山トンネルなどへのアクセスがいいんです」(前出の記者)
■『シラス丼』も!
第2位は、『シラス丼』(愛知県・道の駅あかばねロコステーション)。
「渥美半島の真ん中、遠州灘に面したところにある道の駅で、太平洋に沈む夕陽が望める、絶景地です。地元で獲れた新鮮なシラスが名物で、それを釜揚げにした、ふっくら炊き立てのシラス丼が食べられます。海沿いのドライブといえば夏のイメージですが、ここは秋でも楽しめます」(前出の浅井氏)
■第1位は!?
第1位は、『厚岸産カキの3種食べ比べ』(北海道・道の駅厚岸グルメパーク)複数の識者が太鼓判を押す、秋の道の駅グルメの王者だ。
「海沿いの高台から、厚岸湾が見下ろせる絶景の道の駅。目の前の海で獲れた新鮮なカキが食べられます。特に、ブランドの“マルえもん”“カキえもん”“弁天かき”の生カキ3種を一気に食べ比べできるのは、とてもぜいたく。プリッとした身と、濃厚な磯の香りが口いっぱいに広がります」(浅井氏)
また、道の駅の建物の2階には、オーシャンビューの『オイスターバール ピトレスク』という店があり、そこでは、「大人気で品薄が続いている、希少な厚岸産ウイスキーをカキにかけた逸品の料理があります。ウイスキーの聖地・スコットランドで親しまれている食べ方で、日本のカキとはひと味違ったおいしさがあります。運転手は食べられませんが、お酒好きなら見逃せません」(平賀氏)