■○○○のモノマネで熱狂的ファンが激怒
モリタク「そうなんです。それで吉本のお笑い養成所『NSC 吉本総合芸能学院』に入りたいと思ったんですが、当時の僕はお金がなかったので、月謝なんて払えない。そんなとき、車で信号待ちしていたら、後ろからタクシーに衝突されて……」
ゆま「ええっ!? 大丈夫だったんですか」
モリタク「はい。幸い、双方ともケガはなく、相手が100%悪かったので、僕にお金が入ったんですね」
ゆま「あ、そのお金で……」
モリタク「はい(笑)」
ゆま「夢を見て、事故に遭って、お笑い芸人への道が開けたんですね。最初からピンで?」
モリタク「いや、学校にいた頃はコンビを組んでいました。ただ、なかなか、いい相方に恵まれなくて(笑)。
ツッコミで頭を軽く叩いたら、本当にネタが飛んじゃう奴とか。今から思えば、ぶっ飛んでいて面白いんですが、当時は僕と合わなかったんですよね。それなら、一人でやろうと」
ゆま「そして、デビューが『笑っていいとも!』。街のそっくりさんを紹介するコーナーですよね」
モリタク「はい。かれこれ18年ぐらい前になります。僕は“目が死んでいる、ゆってぃさん”として出演させてもらったんです」
ゆま「アハハ。ゆってぃさんとは、お会いしたことがあるんですか」
モリタク「はい。モノマネをしてから、何度か会わせてもらいました。とても優しい方です」
ゆま「よかったです。逆に、モノマネをして怒られたことはないんですか」
モリタク「ありますよ。いや、ご本人から怒られたことはないんですけど、そのファンの方から……特に男性アイドルの顔マネをすると、熱狂的な女性ファンから、いろいろとね」
ゆま「怖い……(笑)」
モリタク「大泉洋さんの顔マネをしたときも、ファンの方から、ものすごく怒られちゃいましたね。“全然、似てない”とか“モリタクの大泉洋は絶対に認めない”とか、厳しい声が多かったんですよ」
ゆま「心が折れそう……」
モリタク「はい。ただ、『おしゃれイズム』(日本テレビ系)に大泉さんが出演されたとき、僕を含めて3人の芸人が本人の前でモノマネを披露したんです。
そしたら、大泉さんが僕を1位に選んでくれて……。それ以降、パタリとファンの方からの厳しい非難もなくなりました(笑)」
ゆま「やっぱり、本人に認めてもらうのが一番なんですね。じゃあ、中居正広さんは? けっこう怒られそうな感じがするんですけど……(笑)」
モリタク「はい。中居さんの番組に呼ばれたことがあって……」(次号につづく)
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