前回に続いて、お笑いコンビ『ジグザグジギー』さんとの対談です。
前回は『キングオブコント2023』のファイナリストとして、決勝進出されたときのお話を聞かせてもらいました。ネタ中に、ツッコミ担当の池田勝さんが肋骨を折られていたことも判明して、ビックリ。
さらに、内村光良さんにLINE交換をお願いしたときの、ぶっ飛び秘話なんかも教えてもらいました。
ゆま「お二人は子どもの頃から、お笑い芸人になりたかったんですか?」
宮澤「小学生に上がる前は、忍者になりたかったです」
ゆま「アハハ。かわいい。子どもの頃の夢って面白いですよね。私はバナナと兎になりたかったです」
池田「バナナ? 兎はまだ分かりますが、バナナって」
ゆま「たぶん、自分の好きなモノを答えていたんでしょうね(笑)」
宮澤「僕の忍者も、そんな感じですよ。池田は?」
池田「俺? 俺はえっと……パイロットだったかな」
宮澤「はあ? 忍者、バナナときた流れで、パイロットって……つまんない奴」
池田「なんだよ!」
ゆま「ウフフ」
宮澤「ちなみに、自分は小学校の卒業文集には“お笑い芸人になりたい”と書いていましたね。実際、小学校でお笑いの単独ライブも、すでにやっていました」
ゆま「どんなネタをやっていたか覚えていますか?」
宮澤「ブタのお面をかぶって“豚骨マン”をやっていました。困っている人を助けに駆けつけるんだけど、全然、役に立たなくて。最後は、なぜか古畑任三郎になっちゃうというネタです」
ゆま「小学生っぽくて、かわいい。池田さんはいつ頃から、お笑い芸人を目指されたんですか?」
池田「自分は大学時代、演劇にハマったんです。特に松尾スズキさんの『大人計画』が好きで、下北沢の小劇場なんかも、よく観に行っていました」
ゆま「じゃあ、俳優さんを目指していたんですね」
池田「いや、演劇はやったこともなかったです。ただ、当時『大人計画』さんで何年ぶりかの新人オーディションがあって、応募してみたんです。そしたら最後の5人まで残れて、松尾スズキさんにも会えたんですね。最終的に落ちたんですけど、そのときに表現をすることの楽しさを知ったんです」
ゆま「そこから、お笑いの道に入られたんですね」
池田「はい。ただ、ウチは両親が厳しくて。大学を卒業したのに“お笑いをやっている”なんて言えなくて、“放送作家をしている”と嘘をついていたんです」
ゆま「私、池田さんがお父さんに、お笑いをやっていることを告白するシーンをテレビで見ましたよ」
池田「はい。元日のフジテレビの番組に生出演したとき、父親に電話をして“テレビをつけて。今、お笑いをやっているんだ”と打ち明けたんです」