V奪還「阿部巨人」日本一早い「開幕スタメンリスト」マル秘の画像
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 創設90周年の節目を飾る今季、阿部慎之助新監督(44)のもとでⅤ奪還を目指す巨人軍。昨年11月のファンフェスタには、長嶋茂雄終身名誉監督(87)がサプライズ登場して阿部監督を激励するなど、優勝が至上命題とあって、早くも開幕スタメンに注目が集まっている。

■岡本和真、坂本勇人らは明言

「阿部監督が明言済みのレギュラーは、一塁・岡本和真(27)、三塁・坂本勇人(35)、遊撃・門脇誠(23)の3人だけ。とりわけ外野は“ほぼ空いてるようなもん”という表現で競争を促すなど、今から激戦の様相です」(スポーツ紙デスク)

 この現状を、評論家はプロ目線でどう見るのか。巨人OBの角盈男氏は、日本一の阪神を引き合いに出し、「打順も守備同様、固定すべき」として、こう続ける。

「昨季のチーム成績を見ても、純粋な攻撃力は巨人のほうが阪神より上。あとは個々の選手に、打順ごとの役割をいかに意識づけできるかです。その意味で守備でも二遊間でコンビを組む吉川尚輝(28)、門脇の2人は一つの鍵。打線が“線”として機能するかは、彼らを1、2番に固定できるか否かにかかっていますね」

■阪神タイガースとの差

 実際、リードオフマンの近本光司(29)が不動の地位を築く阪神に対し、昨季の巨人はスタメン1番が14人と、ほぼ日替わり状態に。打線に限って見れば、この差が、そのまま懸案事項の得点力不足につながった。

「打順がコロコロ変わると、選手たちも打つことにばかり気がいって、チームへの献身が疎おろそかになる。とにかく“打ちたい”が先に立つ吉川が、もう少し出塁率を意識するようになれば、それだけでも相当変わるはず。4打席無安打でも2四球なら、出塁率は5割。その価値を、ちゃんと理解させないとね」(前同)

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