熱すぎるのも水風呂もNG「ととのう!」50代からの正しいサウナ入門の画像
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 タナカカツキ氏によるマンガ『サ道〜マンガで読むサウナ道〜』(講談社)と、それを実写化したドラマ『サ道』(テレビ東京)が火つけ役となり、2010年」代後半から続く史上空前のサウナブーム。

 当初は若者を中心に広がったが、

「コロナ禍での手軽なストレス解消にマッチしたこともあり、今では老若男女問わず人気。もはやブームとは言えないくらい一般化しています。ただ、サウナの入り方については、年代によって注意が必要なんです」(健康情報誌ライター)

■中高年は要注意

 サウナで滝のように汗をかいてから、水風呂へザブ〜ン。これぞ、サウナの醍醐味では?

「中高年の人は避けるべきですね。特に50代以上の人が、このようなサウナの入り方をすると、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす原因になることもあります」

 こう警鐘を鳴らすのは、温泉療法専門医として入浴の健康効果を研究する、東京都市大学人間科学部学部長の早坂信哉教授だ。

■血圧が200以上に

「熱いサウナ室で血管を広げた後に、冷たい水風呂で一気に血管を縮める。こうして自律神経を刺激することで、“ととのう”のが一般的なサウナの入り方ですが、これによって血圧が200以上になるという研究結果も出ています。

 50代にもなると、血管に何か問題がある可能性もありますから、非常に危険なんです」(早坂教授=以下同)

 では、中高年にとってサウナがNGかというと、それは違う。早坂教授は「50代からのマイルドサウナ」の入り方を教えてくれた。

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