■法改正をして
まさに、 “プーチン王朝”の確立を目指そうとしているわけだが、ロシアの現在の法律では「大統領の被選挙権は35歳以上」と定められている。
9歳の息子が大統領になるには最低でも、あと26年。それまでプーチンが大統領を務めるのは、さすがに無理があるような……。
◆大統領の被選挙権を得る年齢を引き下げ
「そもそも法改正をして5期目をやっているプーチン氏です。改正された現行法ではもう1期、つまり最長で2036年まで大統領を務めることができます。
その間に9歳の息子は成人しますから、それまでにまた法改正をして大統領の被選挙権を得る年齢を引き下げれば、長男を後継者にすることも可能です」(同)
■アテネ五輪の金メダリスト、アリーナ・カバエワとの間に隠し子も
プーチン氏には、31歳年下の、アテネ五輪新体操の金メダリストであるアリーナ・カバエワ氏との間に、現在5歳の隠し子の息子がいるともいわれているが、
「現状では公式に認められていない点や、36年時点で未成年であることなどから、9歳の息子のほうが有力な後継者」と浜田氏は言う。