競馬新理論 井崎脩五郎
バッバババのデビューは?



太っているのに、体のキレがいい。タレントでいったら、さしずめ渡辺直美なのかも。

626キロもある馬が、レースを勝ったのだ。
5月17日(土)、京都最終のダート良1800メートル戦。

ここに1番人気で出てきた4歳牡馬のショーグン(父ドイエン)が、2番手からグイッと抜け出して差し切りを決めたのである。
こんなに体重のある馬が勝ったのは、JRA史上初めて。

真夏日の上に「猛暑日」があるように、この馬は、巨漢の上の「超巨漢」というところだろう。
ちなみに父ドイエンは、キング・ジョージ六世&クイーン・エリザベスS(英GⅠ)の勝ち馬。わが子がこんなにデカく育ったことを知ったら驚くだろうなあ。

そういえば、今年のマスターズを勝った米国人バッバ・ワトソンは、本名はジェリー・ワトソン。
「バッバ」(BUBBA)というのはニックネームで、意味は「でかい奴」だという。

だとすると、ジャイアント馬場は、1960年代に米国でリングに上がっていたとき、ババ(BABA)はバッバに通じるし、ジャイアント(GIANT)は大男だから、まさにリングネームそのままのデカさ(2メートル超)で、そりゃあ、人気が出たのも当然だなあと頷ける。

そのうち、バッバババ(BUBBA・BABA)なんていう馬がデビューしたりしてなあ。


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