競馬新理論 井崎脩五郎
キングはなぜ超絶なのか



「キング」という言葉が、逆L字型に交わっていたことがある。今年2月16日(日)の小倉2R。

5番 アスター(キ)(ン)(グ)
6番 ムニ(ン)
7番 ステー(キ)

トランプの七並べで、絵札のキングは13として取り扱われる(ジャックが11、クイーンが12)。出馬表に現れたこのキングというサインは、13番を買えということなのか。

このレースで13番に入っていたのはトーセンプリモだった。同枠にクイーン馬名(エルクイーン)が同居している点でも、トーセンプリモはいかにも狙い目だった。

このトーセンプリモ、実はチークピーシズで一変した馬としてよく知られている。デビューから4戦、すべて大差負けだったのに、5戦目にチークピーシズを装着したら人気薄でいきなり2着、そのあとすぐ2勝を挙げた。

1000万下に入ってからは「0005」と鳴かず飛ばずだったが、このキングというサインのあと押しを受けて激走するか。

注目していたら、好位付けから粘りに粘り3着に来た(複勝310円)。これで、ゼッケン13番では「1010」と着外なしだ。

ちなみに人間は、両手の指(10本)と両足(2本)を使って12まで数えられるが、13は計算の埒外。で、13に超絶=王様の意味が付いたという説がある。


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